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T雄|いじめられっ子の恐怖の趣味を見てしまった俺

      2016/03/28

俺が高学生の頃の話。

同じクラスにいじめられっ子のT雄とゆう奴がいた。チビで運動神経が悪く何を言っても黙ってうつむいてる奴だったので、クラスの皆が調子に乗っていじめていた。

ある夏休みのこと。

サッカー部だった俺は学校で1週間の合宿があった。

昼間T雄を何回か見かけたのでMという友達に言った所、「あいつは化学部らしいぜ。部活だろ?」と言われた。

そして合宿6日目の夜俺とMは驚愕の一夜を過ごす事になる…

連日の練習のせいで俺は布団を引くと共に眠り込んでしまった。ところが、熱帯夜のせいで喉がカラッカラに渇き夜中の2時に目がさめた。

思わず俺は、簡易冷蔵庫にあったよく冷えている麦茶をいっき飲みした。すると突然体の体温が下がったのか、ブルッとして尿意を感じトイレに行くことにした。

そーっと教室のドアを開け出て行こうとすると「俺も行く」とかみ殺したような声が聞こえた。

布団から誰かが出てくる。Mだった。

「ビックリさせんなよー。ビビるじゃねーか」

Mは30分前からトイレに行きたかったらしいが、1人で行くのが怖かったので我慢していたらしい。俺たちは笑いながら校舎の長い廊下をトイレに向かって歩いた。

廊下の窓からフッと外を見ると、1つのプレハブ小屋の明かりが目にはいった。
誰かいるのか…?

その時人影がプレハブ小屋にスーっと入っていくのが見えた。

T雄だった。

俺たちはT雄が何をしているのか興味を持ち、連れションの後見に行くことにした。

文科系に合宿なんてあるか?と思いながら…プレハブの入り口に着いた。ボロい木で看板がかかっている。

「化学研究同好会」

同好会だから化学室は使わせてもらえず、元物置小屋だった。

プレハブ小屋を部室にしていたのだろうか?ちゃちな窓から中が覗ける。俺たちは「オ●ニーしてたりして」など、夏休み明けにクラスメート達に話すネタができた事を内心よろこんでいた。

ソーっと覗く。バレないように。

T雄は中にいた。

椅子に座り後ろを向いて、体の上半身を小刻みに揺らしていた。

「わはは…、マジでオナってんじゃねえのか?」
「こっち向け。こっち向け。」
俺たちは笑いたいのを我慢し、小さな声で話していた。

その時、パッ!とT雄がこっちに振り向いた。

俺たちは瞬間凍りつく。

T雄が口紅を塗っていた。と思ったが、どうも変だ。

T雄が手に持っている物は、血まみれのニワトリだったからだ。

そしてT雄のまわりにひらひら舞う物。まさしくニワトリの羽だった。

顔を見られた!と思ったが、とにかく逃げた。教室まで今までに無い走りをした。

すぐさま布団に入ったが、真夏にガタガタふるえる。止まらない。

心臓がバクバク破裂しそうだった。

その時…

教室のドアが開く音がした。

「やっぱりばれていたんだ!」

と思ったが、怖くて怖くて、寝た振りするしかなかった。Mもじっとしているようだった。

他の部員のいびきや歯軋りが1つ1つよく聞こえるほど神経が高ぶっていた。

T雄はじっとしている。動く気配は、無い。
「このまま出て行ってくれー」
俺は祈った。

入り口からごそごそ音がしてきた。
「T雄が動き出したんだ!」
俺は目をぎゅっとつむり、寝たふりをする。
動いちゃいけない。そんな気がしたからだ。

T雄は近づいてくる。

「………」

何かつぶやいている。

でも俺には聞こえない。俺のほうがMより入り口に近い。

やべーよ…こわい…。耳の中は自分の鼓動いっぱいだった。

T雄が隣の奴の所まできた。ごそごそ。

「…ちがう…」

T雄の声がはっきり聞こえた。何が違うんだ!?やっぱり顔を見られたのか!?

そして俺の布団の中に手が入ってきた。

T雄の手が何かを探している。そして、俺の左胸をさわって

「君だね…」

 

 - 猟奇的な話 ,