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非通知設定の迷惑電話|もしあなたが出た覚えのない電話と会話していたら

      2016/03/28

社会人になったばかりの頃の話。線路沿いの狭くて安いアパートに独りで住んでいた。

知らない土地での慣れない仕事にいつもくたくたになって、帰宅するとスーツも化粧もそのままでベッドに倒れこむ日々。

ある日の深夜、ふと目が覚めるとケータイの画面が光っていた。

通話時間…46分?誰?

寝ぼけたまま電話出ちゃったのかなぁ

そっとケータイを耳に当てると何やらハァハァ言ってる。キモッ!

『ハァハァ…可愛いねぇ~』
『シコシコシコシコー!』
『気持ち良いよ…ハァハァ』

ちょwなんだよシコシコーって。擬音までつけんなよ変態!録音して飲み会でネタにしよw←

3分ほど録音して(飽きたので)電話を切った直後、非通知で何度か電話がかかって来たけど無視して寝直した。

翌日、またしてもスーツのまま電気もつけっぱなしで寝てしまっていたことに気がついた深夜3時。

「…ハァハァ可愛いねぇ~」

うげッ!また寝ぼけて電話取っちゃったのかぁ?

ケータイの充電コードを手繰り寄せて画面を見る

不在着信6件

…え?電話には出てないじゃん?なのに、なんで?

「ハァハァ…可愛いねぇ~」

じゃぁ、どこから?

「ハァハァ…可愛いねぇ~」

玄関の暗がりから郵便受けがキィキィ音を立てていた。

怖くて怖くて、震える声で110番したけど結局逃げられちゃった。

後日ガムテープで目張りする前に、郵便受けから自分の部屋を覗いてみた。

私生活が丸見えだった。

 

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