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山小屋|怪我をした友人を助けるために山小屋に向かったら…

      2016/03/28

小学校6年の時に担任の先生から聞いた話です。

本当にあった話だから、あんまり人に言わないで欲しい、と先生は生徒に念を押していました。

大学の登山サークルのTとNは二人で登山をすることになりました。

山を登り始めた頃は天候も良かったのですが、しかし急に天候が変わって、風も激しくなってきました。しかもそのうちNが転んで足を怪我してしまったんです。

Nがあまりにも痛がるので、Tは骨折かもなと思いつつ、仕方ないのでNをおぶって、そのまま下山方向で進んでいきました。

すると丁度向こうの方に山小屋がありました。

いいタイミングだと思い、TはNをおぶったまま山小屋に入っていきました。

中は至って普通の山小屋でしたが、山小屋にしては珍しく?便所がついていました。

Nをおぶったまま下山するのはかなり危険なことだし、Nがあまりにも痛がるので、とりあえずTはNを山小屋に寝かせて、下まで助けを一人で呼びに行く事になりました。

数時間してからTが助けを何人か引き連れて山小屋に戻ってきました。

でも中に入ってみるとNの姿がありません。

あれおかしいな、と探してみると、一人が便所に鍵がかかってる事に気が付きました。

「あれ、Nが中に入ってるのかな」「おーい、N!開けろー」と便所の戸を叩いても中からは何の反応もありません。

変だ、と思い、Tと何人かで力づくで戸をこじ開けてみると…

髪は真っ白になって逆立ち、目はむき出すくらいに見開いて、口は裂けるほどに大きく開き、両腕を挙げ、そのまま青白く硬直したまま倒れ死んでいるNがいました。

原因は未だ不明のままです。

ただ彼のその様子はまさに「恐怖」そのものを表していました。

怪我をして歩けない筈のNがどうして便所の中に入ることが出来たのか。

そしてTが助けを呼びに行ってる間にNは一体何を見てしまったのか。

想像をしようにもできません。

 

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