アクセスランキング

並走するモノ|下りの自転車のスピードをあざ笑う何者か

      2016/03/28

ちょっと長くなるが実際に合った経験を

自分は自転車ツーリングを趣味としているんだが、冬の間は行かずに、春先に自転車で遍路をして体力を取り戻すのが恒例となっている

去年の春も自分は例年通り落ちた体力を痛感しながら走ってた

そんな時に遍路の中で最長の区間の時に風向きが逆風になりなかなか進めず、このままでは次の札所には間に合わないのが明らかだった

そこで次の札所を飛ばし、先にもう一つ先の札所が近いのでそっちに行き、飛ばした札所は夜に移動し朝一で打つ事にした

無事に納経時間内に打ち終わり、飛ばした札所に行く最短の峠を越える前にある駅の近くのコンビニで夕食をとっていたら酒を飲んだ乞食遍路に絡まれた

しかし暗くなる前に峠道を超えたかったので、あしらおうとしたが解放されず、恨みがましい目で見送られながらやっと解放された時には日がだいぶ傾いていた

急いで峠を登り、頂上付近の村集落についた時には完全に薄暗くなっており、これはかなり急がなきゃなと思ってこいでいた

普段自分は違うルートで行くのでこの時は自転車用ナビに頼っていたんだが、そのナビが集落内の二又で別れるところで突然ルート変更をした

このナビは結構優秀で傾斜の低いルートを選んでくれるので今回もそのための変更かと疑いもせず新たなルートに進んで行った

後から地図を調べると、本来のルートだとそのまま川に沿って下るだけだったが、その時通っていったルートは緩やかながらさらに登って行った

民家もまばらになったところで完全に日が暮れてしまい真っ暗になり、夕方の知らせる用から夜間走行用のライトに切り替えようとしたがつかない

電池は昨日取り替えたはずなんだがと思いながら予備の電池に交換作業をしていたら周りからがさがさと音がした

キャンプツーリングをしていたら動物に出会う事なんてよくある事だし、その時も動物かと思い、電池を交換し終えて再び登り始めた

しかしガサガサ音は斜め後ろからついてきて、その脇が草むらから果ては両脇が林になってもついてくる

もちろん登りで荷物も積んでいるので15km/hぐらいしか出ていないので大抵の動物ならついてこれるだろう

しかし流石になんだか嫌な感じがしたので頂上も見えたのでペースを上げたら向こうはそれ以上にペースを上げ近づいてきた

その状況に自分はパニックになりだし、やっとの思いで頂上につき、下りだから引き離せると思ったが甘かった

下りの危険を冒しながら飛ばして降りたのだが嘲笑うかのごとく、密集している林の中をガサガサ音を立てながら追いかけられさらには何を言っているのかわからないがぼそぼそと低い声で語りかけてきた

一心に南無大師遍照を唱え、お大師様に救いを求めたが音と声がやむことはなく、最後の方は半狂乱で下りなのに全力で漕ぎ、カーブを攻めてを繰り返した

やっと明るい知っている広い道が見えたときにはっきりとした声で
「また」
ときこえ、やっとガサガサ音は消えた

その先にあるコンビニが見え、逃げ込むように店内に入った時は店員さんは驚くような眼をしていたが、自分が遍路の格好をしていると気付くと、接待として温かいお茶をいただきそこでやっと一息つけた

本来の予定ではさらに暗い海岸沿いの道を通って札所の前まで夜のうちに行くつもりだったがそんな気分にもなれず、一つ手前の大きな市で宿を取ろうと考え携帯を見たら家族や親しい友人からおびただしい数の着信が残っていて、かけなおすとなんだか嫌な予感と助けを呼ぶ自分の顔がよぎったと皆が口をそろえて言った

これが無事だった原因なのか、なんなのかはわからなかったが、そこで人の繋がりや恐怖から解放されたはずみなどで涙が出てしまった

その後は無事に回りきる事が出来たが、あれが一体何なのかはコンビニや宿の人、お寺さんまで聞いてみたがそんな話は聞いたことがないと言われた

となるとあれは、確認されていない霊だったのか、それとも邪険に扱った乞食遍路の呪いだったのか、もしくは自分の内に巣食うものだったのかは今もわからない

ここの人たちであれが何なのか知っている人がいたらぜひ教えてほしい

----------

四国のお遍路?

----------

四国であってる
今年も春になったら行こうと思ってるんだが去年の出来事が頭から離れないんだよ

うちの寺の坊さんは3番目の自身に巣食うものを乗り越えたのではないかと言ってた

最後に人とのつながりを感じた事で部分的だが悟りを開けたのではないかと

ただ、土地の者(可能性としては乞食遍路に化けていた)を怒らせた可能性もあるからその辺に行くときは注意した方がいいとも
他にもお四国参りを何度もしていると恐怖体験や不思議体験をしているが

他にもお四国参りを何度もしていると恐怖体験や不思議体験をしているが、洒落にならないほど怖い思いをした不思議な体験はこれだけだ
生きた人による洒落にならないほど怖い思いをしたはあるがここに書きこんでいいかはわからないから控えとく

----------

何回遍路を繰り返そうと、身なりの貧しい人を「乞食遍路」などと呼ぶ奴には何の意味もないわな

----------

本人ではないが俺も四国出身だ

乞食遍路ってのは四国ではごく普通に使われる言葉だ

本来の目的を忘れて遍路の格好をして物乞いや強盗まがいの事をする人の事だ

 

 - 怖い話/怪談, 金曜日の恐い話 , ,