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バスの乗客

      2016/04/23

少し前バスの運転で、大都市と地方都市を結ぶ高速バスを運転してたときの怖い話

いつも最終地1つ手前のバス停でよく話かけられるような気がして、気配はするんですが、はっきり聞こえないし、乗客の声が響いてそのように聞こえるのだと思って気にしていませんでした。

それでその日もいつも通り運行していたんですが、最終のバス停の2名のお客様(女性2名)しか残らない時がありまして。

1つ手前のバス停を通過すると、「コツコツ」とハイヒールで歩くような足音が聞こえました。

残っている2名のお客様はカジュアルな服装だった覚えがあって、あれ他に乗っていたかなと不思議に思ったんです。





運転席の左後ろ(通路)で足音が止まったかと思うと

「あの、次で降ろしてもらえませ…」

と小さく女性の声が聞こえました。

降車場所を乗車中に変えてくださいというのは時々ありますが、ブザーを押せばいいことですし、車内での事故は基本的に運転士の責任です。

「危ないので席に座って…」

と声がでかかったのと同時にミラーに目線を移すと、後ろには誰もおらず、車内ずっと後ろで2名のお客様が談笑中なのが見えました。

血の気が引くような思いでしたが、最終のバス停に無事到着させ2名のお客様を降ろしました。

降りた後車内を全て見ましたが、他に誰もませんでした。

その後、その路線を乗務するにつれてある1台のバスだけが、そこを通る時だけその足音が聞こえるとわかりました。

私が入社する前に導入したバスなので、事故歴はわかりませんが、少なくとも会社では人が絡むような交通事故は起こしていないようです。

ただ、そのバスが過去にレンタカーで使用していたそうでして、そのときに何かあったかはわかりません。

それよりもわざわざ中古バスを導入した社長を恨みましたが…(レンタカー車両は安くてもエンジンや変速機が故障しやすい)。

その車両も老朽化で予備車となり、今は駐車場の隅っこで廃車になるのを待つばかりですが、出勤時に近くを通るといつも視線がそのバスにいきます。気のせいだと思いますが…。





 

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