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なさんの怖い話|海外の砂漠で体験した不思議な話

   

<なさん投稿ありがとうございます>

いつも読ませてもらってるばかり。一つ私の体験を。

事前におことわり。

これは怖いかどうかは別にして私にとっては不思議だったという話です。

今から5年ほど前、とある国にて。





当時調査の為に長期滞在していたが、休暇をとって、その国のはずれに位置する砂漠をバイクで横断することにしました。

あるオアシスから次の町まで、バイクの不調もあり、深夜になっても目的地につかない。でハイウェイをひたすら走っていました。

ハイウェイといっても、途上国の話、アスファルトが一応覆っているだけ、ところどころ砂に埋もれていて。月明かりの下、方位磁石と地図を頼りに、ひたすら砂の海を走る。とてもキレイな経験でした。

大体時速60から80キロぐらいで、暗くなってから、そう5時間ぐらい走っているところ、妙なことに気がつきました。

ずっと遠くに、チロチロと火が灯っているのが見える。それがずっと暗くなりだしてから続いていました。深夜に至るまで。

砂漠といっても砂丘が見えるところは実際あまりなく、本当の砂漠とは岩ばかりが広がっています。そこにところどころ見えるやせた木々。

これが一般的な砂漠の風景です。メインではなくてもいくつかは集落があり、生活はあるものです。が、ところどころ砂丘も越え、数百キロ走り、どうにも不思議で仕方が無い。何故、地図にも無い人の気配がこうも長く続くのか。途中どう考えても、木もなければ水もありそうでないところに火が続く。

元々霊感など無いし、信じない性質ですので、そのときにも軍事関係の施設だろうと納得して、その日は走りきり、目的地の町に入りました(国境に近かったので)。

その後、その国を離れ、勿論火の見えたことなど全然覚えていませんでした。

さて、その後また違う国に住むことになり、せめてもの楽しみテレビを眺めていたとき。確か欧州の衛星番組だったかと思うのですが、偶々その砂漠のことが取り上げられていました。

その砂漠の歴史、国境で起こった大虐殺。

その国が独立する際に、国境をはさむ双方の国からの難民がそのあたりで鉢合わせになり、数万単位の虐殺が行われたそうです。20世紀半ばの話。

そしてそこでは未だに鬼火のようなものがみえることもあるとの話。

その時なるほどと思いました。あれは虐殺された人達の思いだったのかしれんと。

私にはよくはわかりません。あれがなんだったのかなど。

ただその話が妙に腑に落ちて。世の中、そのような悲劇がゴロゴロしていて、そこには色々な思いが残っているんだろうなあ、と思いました。

もうその虐殺から随分と時間が流れています。

そうした思い、悲しみみたいのって、いつまで残るですかね。

戦、というよりは戦を作り出す人の心って怖いものです。




 

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