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【病院体験さんの怖い話】お迎え

      2016/05/17

<病院体験さん投稿ありがとうございます>

病院での看護婦にまつわる恐怖話は数多くあります。

私が聞いた中で不思議に思った話をしましょう。

群馬県の某病院で働いている看護婦Iさんは霊感が強い人でした。

しょっちゅう幽霊をみてしまう人です。

ある日、Iさんは夫婦で入院しているWさんの夫が急死したと聞いて、Wさんに報告しました。

Wさんは泣き崩れましたて言いました。

「あの人が、あの人が迎えに来る」

Wさん夫婦は仲が悪く、お互いに

「早く死ね」

とか言い合っていました。

そして、夫が先に他界したので迎えに来るというのです。

Wさんは

「あの人が昨日夢に出てきて、今日の夜迎えに来ると言っていたの。私、まだ死にたくないのに。お願い、看護婦ならなんとかして。」

と、恐怖にひきつった表情でIさんに頼み込むので、その日の夜は付き添ってあげることにしました。

深夜1時頃、雨が降りだしました。直感的に、Iさんは、なにか憎悪に満ちたものがやって来たと言いました。

ヒタッ ヒタッと足音のような音が近づいて来ます。

Wさんは

「来たわ。あの人が来たわ。」

と震えながら言いました。

Iさんも、これは危険だと言いました。

部屋のドアの前でその音は止まりました。

ドアのノブを回す音が聞こえます。

ドアが開くと、青ざめた男が立っていました。

そこで、Wさんは死んだはずの夫を見て、気絶してしまいました。

あくる日、Wさんは自分が無事なのを知ると、Iさんにお礼を言おうと院内を探しましたが、Iさんは見つかりません。

別の看護婦に聞いてみると、Iさんは昨日は休んだという返事が返ってきました。

そんなことは無いと思い、Iさん宅に電話をかけてみると、

「え、昨日?病院になんか行ってないわよ。」

と、平然とした返事が返ってきました。

結局、Wさんは助かり、その後何事もなかったようですが、昨日の夜に側にいたIさんの正体は分かりません。

夫が本当にWさんをあの世に連れて行こうとしたのかも分かりません。

謎が残って後味の悪い話ですね。

 

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