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【恐いい話】祖母のお礼の桐の花

      2018/10/19

母は長男の嫁です。

父の兄弟はみな肉親だというのに冷たく、曾祖母、祖父、祖母の介護を全部押し付けられ、お嬢様だった母は泣きながらもよくやってあげていたと思います。

そんな曾祖母、祖父も亡くなり、残った祖母の最期も母が優しく面倒をみてあげました。

元気な時はたいして仲もよくなかったし20年間くらいぼけてて、ほんとに苦労をかけられていましたが…

亡くなる前、祖母はボケはかなり進んでいたけれど、血の繋がらない母の顔だけはわかったのです。

寂しがりやの祖母でしたが、母に本当に救われていたと思います。

葬式の日

「終わったんやねえ」

と母がつぶやきました。

父の兄弟達が血相変えて形見を奪い合いする中母はぼーっとしていました。

翌朝、私達が起きるとなぜか母の枕元に淡い紫の桐の花が5つ6つ。




寝る前にはなかったし、窓もしまっているし、人の出入りもなかったのですが。

そして家の近所には桐の木などありません。

私達は

「?」

という感じでしたが、母はそれを大事に仏壇に飾りました。

祖母が末期近く、病院の窓から桐の花が咲いているのをジッと眺めていたので、母が一枝もらってくると大変いい顔で笑ったそうです。

「おばあちゃんがあいさつにきてくれたんよ」

祖母が、母にお礼を贈ったのでしょうか。




 

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