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【恐いい話】気づいてもらえてよかった

   

祖父が亡くなった。

祖母は正直言って、老人特有の症状が出ていて記憶がとんじゃってるのか、祖父が亡くなったときもなんの悲しみもみせずに(とても仲良しの夫婦だったのに)祖父が亡くなった事にさえ気がついていないように、ぼんやりとしていた。

当時、もう、まともに歩けない状態だったので葬式にもでられず入院したままだった。

葬式から月日がたったある日、祖母を見舞いに行った母を迎えに病院に行った。

帰りの車の中で母が涙ぐんで言った。




病室で祖母が久しぶりにはっきりと口を聞いたそうだ。

「朝、おじいちゃんが、笑って、玄関から出て行った。おじいちゃん、あっちの人になっちゃんたんだねぇ」

と言って泣いたそうだ。

その日は祖父の四十九日の法要の日だった。

最後の挨拶でおばあちゃんにに気づいてもらえてよかったね、おじいちゃん……。




 

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