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【恐いい話】毎年勝手口にお供え物を置く訳

      2018/11/17

大住職のお寺は、何十代と続いたわりと古いお寺です。

当然建物もかなり古く、いまだに釜戸なるものも存在します

この話はその釜戸の横にある、封印された扉の話です

場所柄、あの悲惨な戦争の戦火にお寺は、巻き込まれませんでした

大住職のお父さんは、大変人が出来ておられて、戦火に巻き込まれた人たちの避難先として、お寺を開放していたそうです。

人づてで、他府県からの方も避難して来てたみたいです。

多いときには数十家族もお寺に住んでいた時もあったようです

戦争も終わりに近い時期、大住職のお父さんが寝ていると、軍靴の音が聞こえてきたそうです。

一つや二つではなく数十人が行進しているようなそんな音だったそうです。

そしてドンドンドンと、激しく扉をたたく音がする、急いで玄関にでたが、玄関ではない、釜戸の横の勝手口を叩いている

大住職のお父さんは、なんでそんな所を思ったそうですが、勝手口の扉を開けたそうです。

するとそこには、一人の軍人さんが立っており、大住職のお父さんを顔を見ると靴を揃え敬礼をし、

「私は南方******隊の******であります。私の家族が大変お世話になっていると聞き、お礼に参りました」

その当時、帰還兵というのは神様のようなもんで、お国のために戦ってきたというもので大住職のお父さんは大変恐縮し、すぐに家族の方をお呼びするので、お座りになってお待ちくださいと家族の方をよびいったそうです。




家族の方と一緒に戻ると、その帰還兵の姿はなく、扉もしまっていたそうです。

1ヶ月ほどあと戦死の官報がお寺の方にきたそうです

終戦までに5回か6回くらい同じような事があり、きまって釜戸の横の勝手口にやってきてたそうです

やがて終戦になり大住職のお父さんは、死んでも家族のことを思ってここに来る、悲しいがそれは仏さんの為にならないと扉を封印したそうです

家族には、そういう方達がいたのをわすれないようにと塩とお供え物をするよう、言い残したそうです

今でも住職の家では、毎年勝手口にお供え物をしている




 

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