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【恐いい話】最後の親心

      2019/05/28

去年の夏、自分は高校生だったのですが、友人と二人で深夜2時ぐらい、親が寝ている頃に地元では結構有名な心霊スポット(森林)に行くことになりました。

自分は怖がりなので最初行くのを断りましたが、口の巧い友人に乗せられて仕方なく行くことになりました。

親にバレてはいけないので物音を立てずに裏口から家を出ました。

行くとき、かなり肩が重く感じましたが待ち合わせの時間までに間に合わないので気にしている暇などありませんでした。

友人と森林で待ち合わせると、奥へと足を踏み入れ、懐中電灯は持っていなかったので携帯の灯りを頼りに先に進んでいきました。

30分程立った頃に早く帰ろう、と友人に言ったのですが、聞く耳を持とうとしません。

更に30分程立った頃、前の方からサッサッと人の足音が聞こえました。

自分はやばいと思い反射的に来た道を戻ろうとしましたが友人が自分の襟を掴んで引き止めるのです。

離せっと小さく怒鳴り、前の方を見ている友人の顔を覗くと、青ざめ、すごく怯えているようでした。

友人の視線の先に目を向けてみると、人影があります。

友人がぼそっと

「あれ…」

「何?」

「あれ…お前の父さんじゃないか?」

全身が凍り付きました。




何故ここに?家からここまでは何キロもあります。

家には自分が乗ってきた自転車一台しかありません。

おまけに父は車を持っていません。

何故…?

友人も怖くなり家に帰ることにしました。

まず裏口から家に入ると、父の寝室を覗きました。

父は布団の中で仰向けに寝ていました。

何故…?

自分は今日のことは忘れようと布団の中に入り目を瞑りました。

朝、目が覚めると外が騒がしいことに気付きました。

救急車が来ています。

父は亡くなったらしいです。




 

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