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【恐いい話】最後の最後の挨拶に

   

母方の祖父が亡くなった時のお通夜の事でした。

うちの家族3人に母の一人目の弟と二人目の弟とその奥さんとで、葬儀場に泊まり込みました。

深夜2時くらいからは、起きていたのはうちの母親ひとりだったそうです。

綺麗に設えられた祭壇をぼうっと見ていると、背後の葬儀場の入口の自動ドアが開いたそうです。

驚いて振り返ると誰もいません。

悪戯?でもこんな時間に?と母が不審に思っていると、その開いたドアから真っ白い小さな蝶がひらひらと入って来たそうです。

しばらくの間、蝶は祭壇の花のあたりを飛び回って、いつの間にかいなくなっていたらしいです。

寝惚けて幻を見た訳ではないと言っていました。




母は義妹を起こして蝶を見てもらおうとしたそうなんですが、

「そんなん怖い」

と起きて来てくれなかったとの事です。

朝になって葬儀場の人に確認したそうなんですが、蝶くらいでは到底自動ドアは開かないんですよね、やっぱり。

そうするとあれは祖父だったのでしょうか。

祖父は生前は何かにつけて母を頼っていましたから、最後に挨拶に来てくれたのかもねと、今でも時々母と話します。




 

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