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【恐いい話】懐かしい匂いに後押しされて…

      2019/03/16

俺は小学生の時父親を亡くし母一人子一人で育ったんだけど…

中学生の時、授業中に突然先生から

「おい〇〇!!お母さんが職場で倒れたそうだ。すぐに××病院に行け!!」

と告げられ、自転車で慌てて向かった。

病院まではかなりの距離があり途中には長い上り坂があった。

こいでもこいでも坂は続いていてなかなか上り切らない…

気ばかりが焦っているとフッとペダルが軽くなった。

まるで誰かに押されたかの様に…

俺は振り返って確かめようとしたけど出来なかった…

なぜならその時、亡くなった父親の匂いがしたから…

なんとも懐かしい匂いになぜだか涙があふれてきた…

息を切らして何とか坂を上り切った時、俺は泣きながら




「ありがとう」

と呟いた…

病院では母親が意識を失っていたけど何とか一命は取り止めた。

後日、意識を取り戻した母親から聞かされた。

意識を失ってる間ずっと父親の夢をみていたと…

俺は心の中で改めて父親に礼を言った。





 

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