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【恐いい話】座椅子に隠された祖父の思い

   

俺が生まれる時の話だそうです。

父方の祖父は俺が生まれてくるのをとても楽しみにしていたそうです。

しかし、出産予定日の二ヶ月前に祖父は突然亡くなってしまったそうです。

前日まで元気だったのに、寝ている間に死んでしまったそうです

お葬式など色々ありましたが、出産予定日になりました。

我が家は珍しく、産婆さんによる自宅出産でした。

出産は安産という言葉の例になるほど順調で、順調に終わったそうです。

その日の夜です。

母が視線を感じて目を覚ますと

天井一杯に大きく人の顔があったそうです。

普通なら恐怖に駆られるでしょうが、不思議と何も感じなかったそうです。




よく見ればそれは、亡くなった祖父の顔だったそうです。

その祖父は、眠っている俺に目をやると微笑んで何か口を動かして消えたそうです。

そのとき、音は出ていませんでしたが、母はそれが

「座椅子」

と言っていると理解出来たそうです。

翌日、父にその出来事をはなし、祖父の家の生前祖父が使っていた座椅子を調べたところ、手すりのところに引き出しが付いていて、そこに一枚の半紙が入っていたそうです。

それは生前祖父が書いたであろう、俺の名前の案だったそうです。

そして今、俺の名前はその祖父が考えていた名前です。

俺は今までにも、事故に遭いそうになって危ないところで助かった事が二回ほどあります。

そのとき確かに何かに守られているような安らぎにも似た感覚を感じていました。

俺の誕生を楽しみにしていた祖父は、今でも俺を守ってくれているのかもしれません。




 

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