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【恐いい話】小さな門松のチカラ

      2018/09/14

知り合いの話。

彼は小さな会社を経営している。

最近、嫌な事件に連続して見舞われた年があったのだそうだ。

その年の暮れ、仕事納めを終えて、一人ため息をついている時のこと。

親戚が、小さな門松を持って挨拶に来た。

その人の山に、昔から聖域と見なされている場所があり、そこの竹林で取れた竹で作った門松だということだ。

縁起担ぎのつもりで受け取り、事務所内の机の上に置いて帰ったそうだ。

年が明け、事務所に顔を出した彼は驚いた。




青々としていた門松が、茶色くしなびていた。

気がつくと、事務所の空気が心なしか、幾分軽くなったような気がしたという。

門松は仕事始めの前に燃やしたが、真っ黒で異臭を放つ煙が出たそうだ。

思わず手を合わせてしまった、と彼は言っていた。

それ以降、会社の不運が嘘みたいに去ったのだという。

親戚には厄落としが効いて良かったな、と喜ばれたそうだ。





 

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