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【恐いい話】一緒に探してくれた祖父

      2018/11/02

私の祖父は14年前に亡くなりました。

夫に先立たれた祖母はそれでも毎日忙しく過ごしておりました。

70過ぎてもどこへでも愛用の自転車で出かける元気者の祖母ですが、寄る年並みのせいか、物忘れだけはいかんともしがたいようでした。

孫の名前を犬と呼び間違える、どこかに色々なものを置き忘れる等、その度に私達も巻き込まれて楽しい?騒動になっていました。

が、ある日、我がおばあさま。

あろうことか大事な預金通帳をどこかへ置き忘れられました。

物が物だけに家族総出で捜索しましたが、見付かりません。

2日ほど探して、皆が諦めかけた頃、祖母が切れました。

イライラした顔で振り向いたかと思うと、仏壇に向かって一言。

「じいさん、そんなとこで涼しい顔して見とらんと、一緒に探して!」
思わず苦笑する私達。

その晩も捜索虚しく通帳は見つかりませんでした。

ところが翌朝…。




祖母の枕元には通帳。

枕元なんか当の昔に探してます。

もちろん寝る前には何もありませんでした。

じいちゃん探してくれたようです。

ありがとうじいちゃん…家族皆で感謝しました。

で、後日談。

そのご祖母は何か無くし物が見つからない度に仏壇の祖父にお願いをするようになりました。

…出てくるんですこれが。

祖父は、祖母や私達の事をいつも見ていてくれるんですね。

そんな祖母も昨年末、3年の闘病の末に永眠しました。

最後の表情はそれはそれは穏やかで、私達の心を慰めてくれました。

祖母はきっと今ごろは祖父と再会を果たしている事と信じています。




 

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