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【恐いい話】この世に一つしかない誕生日カード

      2019/03/09

俺、今年の6月に結婚したんだ。

それで、披露宴は9月。

俺の母は俺が3歳くらいのときに亡くなってるんだけど、母の兄弟姉妹たちとは付き合いがあったので、披露宴前に嫁を紹介しに行ったんだ。

叔母の家を訪ねたあと、母の実家に行っていとことだべってたら、叔母が実家に来て、

「○○に渡すものがあったの、忘れてた」

って言うんだ。

何かと思ったら、叔母が姉(つまり俺の母)からもらった誕生日カード。

誕生日カードなんだから自分で持っといたらいいじゃんとか思ったんだけど、手書きのメッセージの内容を読んで納得した。

「赤ちゃんを産んだら、ゆっくりお客に行きます(実家に遊びに行きますってこと)」




赤ちゃんっていうのは、まぎれもない、この俺。

今年のお盆に、ふとどこかから出てきたんだそうだ。

母は俺が小さい頃にいなくなってしまったから、俺は写真でしか母を知らない。

そんな俺には手書きのメッセージというだけでも宝物のような価値があったし、しかもそこにはまだ産まれる前の俺が登場している。

自然と涙が出てきて、我慢してお礼を言うのがすごく大変だった。

披露宴には母の兄妹はみんな出席してくれて、本当にありがたかった。

父が挨拶で泣き出してしまって、親戚もみんな泣いて大変だったけど、心に残る良い披露宴になったと思う。

俺は霊感が無くて、そっち系の体験なんて全然したことないけど、母には会いたいなぁ。

今度出てきてくれないだろうか。





 

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