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【恐いい話】おばあちゃんのお守りから小人

      2018/12/14

かなり怪しい話。

ただ、自分では本当に体験したとしか言えない話だが…

私は喘息持ちで、むかしから台風が来りすると特にですがひどい喘息で寝こんだりすることがしょっちゅうだった。

不覚にも大学受験に失敗し、東京の予備校に行って安い下宿(ほんとに神田川の歌のような)に浪人中住んでいた。

1年間完璧とは行かないまでも自分なりにはがんばって、明日はセンター試験という日。

不運にも大雪が降り、また、追い込みとかで無理をしたためか、夜中にひどい喘息

喘息の薬も効かず、大げさな話死を覚悟した。

そのころどっかの女性歌手が喘息で亡くなったと、言う話もあったので、もしやと覚悟した。

喘息を持っている人は分かると思うが、ひどい喘息のときは、苦しくてとても寝ていられない。

寝たら死ぬかなといういやな予感さえさせるほど苦しい。

だが、疲れていた事もあってか、気を失ったのかうつらうつらと眠ってしまい、その夢の中、真っ白い蛇がうねうねと私の首を締め付けている。

一匹一匹はとても細い蛇だが、それが数十匹も私の首に絡み付いてとても苦しい。

息ができない。

ここからが不思議なのだが、東京に出る際に私の祖母が体の弱い私のお守りにと持たせてくれたお守りを、私はいつも持ち歩き部屋にいるときは部屋の壁に掛けていた。

その時もいつも通り壁に掛けていたのだが、夢か現実か、その壁の方に小さい人がいる。

お守りの前の棚の上に、神主のような格好をした背中に白い光をたたえたような小人がこちらをじっと見ているのが、ぼんやりと見えた。

夢の中でも錯乱していた私は、

「お迎えか?」

とマジでおもったそのとき、はっきりとは分からなかったが、その小人が弓を構えるような格好をしたかと思うと、

「パン!」

と手を打つような音が聞こえた。

そのとたん首の周りの蛇がはじける様に飛び散って、それぞれ部屋の隅に消えていった。

そこからの記憶はあいまいなのだが、隣の部屋の下宿生が、うなされていた私の声を聞きつけて、様子を見に来ていた。

とてもいいやつで、

「救急車よぼうか?」

とおろおろしていたが、なぜか気がついたときには、あれほどひどかった喘息は引いていて、普通に呼吸ができる。

ほっとしたそのときお守りが気になり、壁を見るとちゃんとそのままで何も変わった様子がない。

隣の部屋の友人に、今会ったその話を聞かせると、

「やっぱり病院行った方がいいよ」

と信じてもらえなかったが、どうもリアルな感じがして、今でも不思議でいる。

いまでは、夢でも妄想でもなんでもいい。

ただ、自分の事をいつも心配してくれている祖母の気持ちが守ってくれたんだと信じている。(いや、まだ死んでないけど)

だからといって、結局その年のセンター試験は実力以上の結果が出せたわけでもなく、またまた浪人することになってしまったんだけどね。

(今はちゃんと大学でて働いてます)

 

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