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【怖い話】返事してはいけないのに…つい

      2019/09/18

小学校の頃の話。

学校は築40年くらいとかで、壁が所々はがれていたりカーテンが破けていたりと、けっこうボロい感じだった。

ある日、放課後に3階の音楽室で掃除をさせられたことがあった。

消しゴムちぎって散らかしたんで、帰りの会の後、罰としてやらされた。

はじめは先生がいたけど、電話がかかってきたとかで呼び出されて職員室に行った。

なのでテキトーに終わらそうと考えて、めんどくせぇ~とかいいながらほうきを振り回してた。

すると廊下から、誰かが

「お~い!」

と叫びながら走ってる音がした。

男子のような声だったけど、ドアを閉めてたのでどんな奴かは見えなかった。

誰かふざけてるな~と思っていると、また

「お~い!」

と叫んで音楽室の前の廊下を走りぬけていった。

そこで、急に思いついて

「はーい!」

と返事をしてみた。

何でそんなことをしたのかと、今でも後悔している……。

足音は、隣にある理科室の廊下のほうへ走り去っていった。

そのあと掃除を続けていたら、足音が走り去った方向からまた

「お~い!」

という声が聞こえた。

足音も近づいてくる。

そこでまた

「ほーい」

と返事をしてやった。

すると今度は足音がピタッと止んだ。

しばらくシーンとしたあと、今度は小声で

「おーい」

と声がした。

さっきまでとは違う、おっさんのような低い声だった。

すげー怖くなって、しばらく固まった。

でも、よく考えたら「わざと低い声を出したのかも」という気になって、ふざけやがってとドアを開けて廊下をのぞいてみた。

誰もいなかった……。

理科室の廊下の先は行き止まりになってる。

理科室に隠れたのかと思ったけど、理科室はカギがかかっていたのを思い出した。

音楽室に入る前、ふざけてドアを開けようとしたけど、開かなかったんだ。

血の気が引いた。

びびりまくって、ほうきだけ片づけて逃げようと思って音楽室に入った。

清掃用具入れにほうきをつっこんだけど、テンパッてるのでなかなか入らない。

ますますあせってると耳元あたりに急に気配を感じた。

恐怖で顔は動かせなかったので、横目で見ると赤い顔みたいなものが見えた。

天狗のお面とかあるけど、そんな感じの赤。

その直後、耳元で

「おーーーーー」

と低い声がした。

それで気絶したんだと思う。

その後先生が来て、

「何寝てんだ!」

と俺を起こした。

先生に今あったことを話したけど、大泣きしてうまく説明できなかった。

「お化けだ、幽霊だ」

と大騒ぎしたけど、先生はハァ?って感じだった。

ただ俺の様子がとにかく普通じゃなかったので、落ち着くまで待ってから家に帰してもらった。

その後、不審者かもってことで校内を見回ったみたいだけど、特に変わったところはなかったらしい。

けど、足音はパタパタと軽い感じだったから、大人ってことはありえないと思う。

その後も、しばらくはひとりで校内を歩けなかった。

学校といえばよく「以前は墓地で~」という話があるけど、別にそんなことはないらしい。

卒業後も、事故で死んだ人とかいなかったか親や先生に聞いたりしたけど、何にもないっていわれた。

 

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