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【怖い話】真夜中に気味悪い影

      2019/10/08

今から15年くらい前の話。

俺は小4、妹は小3、2人部屋の2段ベッドで寝てた。

部屋にはベッドの横に通路を挟んで机が2つ並んであって、枕元には小さなタンス、その向かいにドア、足元のほうに窓があった。

部屋にクーラーがなかったから寝苦しい夜だった。

下のベッドで寝てた俺は、あまりの暑さに目が覚めた。

ドアのほうにある掛け時計を見ようと、寝ている体制のまま左を向いた。

暗くてよく見えない。

目を凝らしてみてみると、ドアが2、30センチくらい半開きになっていることに気づいた。

影がいた。

暗くてよく見えなかったが、暗闇に溶けるように薄暗いドア、その隙間から、それ以上に真っ黒な顔らしきものと、ドアを掴んだ指先らしきものがそこにあった。

そのとき俺は、顔も確認できないその影を妹だと思った。

「おい○○! 早く寝ろよ!」

返事はない、そのなんとも言えないその影とにらみ合った。

すると、突然影が点滅して、消えてしまった。

不審に思った俺はベッドから起き上がって、ドアのほうに向かった。

ドアを完全に開けてみる。

誰もいない。

時計をみると、深夜1時すぎ。上の段にも妹は確認できた。

隣部屋で寝ている両親のもとに言ってみる。

2人とも寝ている。

「…、寝ぼけてたんかな。」

寝起きで頭がボーっとしていたこともあり、それほど深く考えずにベッドに戻った。

そしてまた睡魔が襲ってきた。

…。

……。

…目が覚めてしまった。

相変わらずすごい汗をかいている。

ただ、寝汗ではない。

それとは種類の異なったいやな汗だ。

怖かった。

なぜだかはわからなかったが、恐ろしく怖くなった。

みたくない。

みたくない。

みたくない。

左の後頭部がしびれるような感覚に陥った。

みたくない。

けど、俺は見てしまった。

ドアのほうを。

完全に開かれたドア、そこには暗闇よりもさらに濃い影がいた。

座っていた。

三角座り、体育座りのようにみえた。

視線が動かせなかった、みたくないのに。

頭と思われる所、後頭部からなにかか出ていた。

棒状なもの。

…。

……ポニーテール。

上の段で寝ていた妹が寝返りをうった、ベッドが軋む。

声を洩らした、その瞬間に影は消えてしまった。

 

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