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【怖い話】朝しか会えない彼女

      2018/11/25

大学の友人が最近何故か毎朝駅に行くようになり、そして何故かだんだんやつれていくように見えた。

駅に行くといっても電車に乗るわけではなく、そのまま同じ駅から帰ってくるだけなのである。

心配なので友人宅に行って理由を問い詰めることにした。

「なんで毎朝駅に行くんだよ?」

と尋ねると

「"彼女"が毎日会いに来いって言うからさー」

と答える友人。

「お前彼女なんていたの!?てか毎日会いに行ってるの!?」

て訊くと

「朝しか会えないんだよ」

と友人は答える。

彼女を一目見てやろうと次の日の早朝に友人についていくことにした。

さて、次の朝、駅に行き、ふたりは入場券を買ってホームに入った。

しかし朝も早いので、客はまばらにしかいなかった。

しかも全部男である。

「彼女どこにいるんだよ」

と訊くと、友人は

「そこにいるよ、そこに」

と答える。

と、そこへホームに電車が入ってきた。

その電車は始発だったので、当然ホームの客はみんな乗り込んだのだが、降りてくる客はいない。

がらんとしたホームに主人公と友人だけがぽつねんと残された。

「誰も来ねーじゃん…お前大丈夫??」

すると友人。

「何言ってんだよ、居るよ。そこに。」

と、ホームの端っこを指差す。

「おいおい、こんなとこにいる訳が…」

示された先に目をやると…

ホームと電車の隙間、数十センチにも満たない隙間に女がいて…

こっちをみていた。

 

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