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【怖い話】土手で見た包帯男と女

      2019/01/12

まぁ、5年ほど前にあった話を…

仕事柄、金曜の夜は作業が多く遅くなることが多かった。

あの日も金曜の夜、昼間は晴れていたのに帰ろうとした1時近くに雨が降り出してきたので

「仕事で遅くなるは、帰りに雨が降るとは踏んだりけったりだ」

と傘をさしての帰り道、ふと

「いつもの道とは違う別の道を通って帰ろう。川沿いの土手を歩くのも良いだろう」

と土手に向かって歩いていたときに「ソレ」が目に入った。

土手に上がる道が砂利道になっており、砂利道の端に

「傘をさして抱き合うカップル」

…多少の違和感があるものの、夏の夜だったので

「若いな~、雨が降っている夜でも愛の力で…」

とか考えながら早く通り過ぎようと進んでいった

近づいてみると、違和感の正体に気づく

男が傘をさしているのだが「顔面の半分に包帯が巻かれ、女の背中に回している手にはギプス、さらに女は泣きじゃくっている」

一瞬、ギョっとしたがジロジロ見るのも悪いので早足で横を通り過ぎたあと、また違和感を感じ思わず立ち止まってしまった時に

「早く、行って!私が抑えれる間に、早く!」

と女の声が聞こえた瞬間、情けない話だが傘を放り投げて走り出してしまった。

土手に出てからはロッキー2の砂浜でのかけっこみたいに『エイドリア~ん!』ばりの全力疾走。




土手の道から橋に出るところにコンビニがあるので多少パニックになりつつも全身ズブ濡れで入った(店員から怪訝な目で見られたが)

コンビニで新しい傘を購入し、違和感の正体が気になっていたので警察に知らせようか迷いつつ30分くらい時間をつぶして帰宅。

しばらくは寝るときも電気つけっぱなしで寝ていた日々が続いていたが、次の金曜の夜までだった。

1週間後の金曜の夜、橋を渡っていると強力なライトで川を照らしながらダイバーが潜っているのが見えた。

何故かそのときに

「あぁ、見つかったんだな」

と思い帰宅し、ぐっすりと寝ることが出来た。

翌日、例のコンビニの店員に話を聞いてみると行方不明だった男女と2~3の遺体が発見されたそうだ。

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通り過ぎたときの違和感の正体…

「土砂降りなのに、雨をはじく傘の音が自分の分しか聞こえなかった」事




 

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