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【怖い話】同じ夢と隣の雑音の訳

      2019/11/19

私の両親がホテルにて体験した話。

町内会の旅行のツアーに参加した私の両親は、見るからに怪しいホテルに泊まる事になった。

ホテルに入ると一瞬にして分かる異様な雰囲気。

嫌だなと思いながらも、心霊体験を経験した事のない二人は余りそういう事は考えずに部屋に着いた。

一通り、観光を終え部屋に戻った二人、隣の部屋は近所のおばちゃん達の相部屋、一向に納まらない隣のザワザワという音にも

「盛り上がっているんだな」

程度しか考えず、そのまま床に就いた。

そして、その夜に異変は起こった。

母親の夢の中、ホテルの部屋に入ってくる青白い顔をした男の人。

夢の中、恐怖におののきながら母は隣で寝ている父に必死になって

「お父さん、お父さん」

と呼びかけるが声にならない。

そして、その男の人はそのままベランダに向かって、すぅーと消えていった。

そして夢はそこで終わる。

そして朝になり、母は慌てて父に自分の夢の話をした。

すると父は、驚いた事を口にした。

「俺も夢で見たよ、部屋に入ってくる男の人を…」

二人は同時に夢の中で同じ男の人を見ていたのだ。

そして、帰りのバスの中、母は隣の部屋のおばちゃん連中に

「昨日は、夜遅くまで盛り上がっていたんだね」

と聞いた。

すると

「えっ。昨日は疲れていた事もあって、すぐに寝たよ」

「えっ。じゃあ、あのずっと人が話していた様なザワザワとした音は…」

後日談として聞いた所、そこのホテルは、精神病院の跡地に建てられた物らしい。

 

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