アクセスランキング

【子供達】廃病院で遭遇した霊

      2016/05/02

もう10年くらい前の話。

高校生時代のこと。確かな時期は良く覚えていません。

俺の友人が廃墟の病院を見つけたって言うんで「夜2人で探索しないか?」と言われました。

ようするに肝試しってこと。

霊体験はなかったせいか、あまり怖いとは思わなかったんですね。

俺は引き受けて行くことにしました。

夜、チャリンコで現地へ。

到着すると、何だかいかにも出ますよ、って感じの不気味な雰囲気。

周りには建物らしいものは見あたらないし、手持ちの懐中電灯がないと殆ど周りが見通せないほど薄暗い。

正面玄関は鍵が掛かっていたため、他の入口を探すことに。

非常階段を発見したので、そこから進入することにしました。

非常階段のドアも鍵が掛かっていたんですが、4階の入口が開いていたためそこから中に入りました。

まずは下から回ってみようと言うことで、そのまま1階まで降りてきて先ほどの正面玄関の所まで来ました。

すると、俺はなぜか寒気、というか気配というか、何か普通じゃない感じがしたんです。

友人も同様だったらしく、何か険しい表情。

「何かやばくないか?帰るか?」

なんて会話をしていると、正面の通路10mくらい先のドアが勝手にゆっくりと開いたんです。

しかも、電気が通ってないはずなのに、その開いたドアから青白い光が漏れているんです。

そこから、たくさんの子供達が現れました。しかし、その子達は全員無表情、目は虚ろで顔面蒼白だったのです。

俺はすぐに悟りましたよ、奴らはこの世の者じゃないって…

全員で20人くらい居たでしょうか。彼らはまっすぐ俺達に向かってゆっくり歩いてきます。

さながらゾンビのように…

「怖えぇ!逃げ逃げ逃げよう!」

俺は内心そう思いましたが、金縛りにあってしまい動けなくなったんです。それは隣にいた友人も同様でした。俺達が立ちすくんでいる所に奴らはやってきました。

しかし、俺達の事は眼中にないような感じで、全員俺達の間を通り過ぎ、背後の正面玄関に向かって行きました。

俺は怖くて目を合わせることができませんでした。

やがて全員通り過ぎて奴らが居なくなった頃、金縛りは解けました。

恐る恐る背後を見ると、鍵が掛かってしまっている正面玄関のドアしかありません。

奴らの姿はどこにもありません。

しかし、間違いなく奴らは俺の背後に向かって歩いていったんです。

その後はどうやって逃げ帰ったのか、その廃病院はどこにあったのか、等は全く覚えていないんです。

いまいち怖くないかもしれませんが、俺達にとって死ぬほど怖かった体験です。

 

 - 怖い話/怪談 , ,