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【ゾッとする話】逆恨みで危機一髪

   

ウチの従兄弟の叔母さん(母の姉)はちょっと頭おかしい人でね。

まぁ一言で言うと

『時々昔死んだ彼氏が私を呼ぶのよ』

って台詞を親族で飯食ってる時とかに平気で言う人でね。

んで2年くらい前から「離婚したい」が口癖だったんだ。

そいで3月にその叔母さんの娘が大学に合格して、じいちゃん(母方)の家で親族で集まって合格祝いしたんだよ。

んで最初は和やかな雰囲気だったんだけど、暫らくすると叔母さんがまた「離婚話」を始めてね。

旦那子供の前でね。

んで旦那さんはホントすげぇ良い人でどんだけ良い人かってーと長くなるから割愛すっけど、とにかく出来た人でね。

その「離婚話」ってのがいかに叔母さんの勝手な話かってのは、もう叔母さんの母親である家のばぁちゃんとじいちゃんが旦那さんに泣いて謝る位なんだ。

そいでまぁ祝いの席で始まった離婚話。

最初はみんな「またかよ…」ってスルー方向だったんだけど、ふと叔母さんの娘の方見るとなんかすげぇ泣きそうだったのね。

もう恥ずかしくてしょうがないみたいな感じね。

娘はすごい頑張り屋でホント今時珍しい位イイ子でね、普段の彼女知ってるからなんかそれ見たらスゲェ腹が立ってきてさ、んでじいちゃんも真っ赤になってて今にもブチ切れそうだったから

「チィキショイ!!俺がやってやるぅ!」

って思って

「叔母さんいい加減にしろよ?(中略)みっとも無いぞ?」

的な言葉を言ったわけです。

えぇぶちまけましたよ親族代表としてね。

あん時の叔母さんの顔は今でも忘れないね。

最初真っ赤になった顔が一気に真っ青になっててってね。

んで俺が喋り終わるや否や

「あんたみたいなガキに何が分かるってのよっ!!」

って超シャウト。

ホント内心すげぇ怖かったけど、でも「よく言った!」って顔してる親族一同の顔見たらここで退いたらダメだと思って尚も喋り続けるとホント顔面蒼白になってね。

ふらつき出したんだ。

んで流石にこれ以上はヤバイかな?って思ったウチのママンが

「それ位で…うん、先に帰ってなさい」

って俺ら子供集を家に戻るように促したのね。

因みにウチとじぃちゃん家は同じ敷地にあってね、徒歩10秒ぐらいなの。

そいで俺と姉貴と弟と従妹とで家に帰って、4人でゲームやってたんだ。

従妹にはホント何度も謝ったんだけど逆に

「ありがとう」

とか言われて姉貴と弟には

「よく言った」

とか言われて、正直まんざらでもなかったんだ。

暫らくするとウチのママンが戻ってきてね、開口一番にこう言ったんだよ

マジで一言一句忘れもしない。

「いますぐ荷物まとめておじいさん(親父方)のとこに逃げなさい」

ってね。

「は?何?何かあったの??」

ワクワクが隠せない姉貴と弟の声のトーンとは超対照的にママン声のトーンは低くてね

とりあえず従妹に遠慮して廊下で2人で話してたんだ。

「あの後はもうアンタに対する罵詈雑言の嵐よ、罵詈雑言なんてモンじゃないわよ、『殺す』って言ってたわ。もう誰が何言っても聞きやしないし、今晩おばぁちゃんの家に泊まるみたいだし」

とりあえず色々突っ込みたい事もあったけど

「まさか?」

って笑って部屋に戻ったんだ。

その後おじさんが来たり色々あったんだけど結局11時頃にはおじさんと従妹は叔母さん残して帰ってね。

んで3時ぐらいにはママンもパピーも弟も寝てて俺と姉貴2人で映画観てたんだ。

電気消してね。

そしたら庭の方から砂利の上を歩く音がしてね

もうそん時は前おき無しで俺も姉貴も直感したんだ。

「叔母さんだ…」

映画の音量下げて耳凝らして外の音聞いてると確実に俺の部屋の窓んとこグルグル回ってんだよ。

最初は面白半分で笑ってた姉貴も急にマジになってさ

「アタシが上手く足止めするから裏口から逃げろ!んですぐ車庫に行け!こりゃホント冗談じゃないよ」

とか言い出す始末でね。

俺も軽くパニくって何かバッグに下着とか詰め始めてね。

とりあえず車のキーと財布と携帯と煙草持って裏口でスタンバイしたんだ。

そんで同時タイミングで外に出る俺と姉。

俺の部屋の窓と車庫は7mぐらいあって、今のままじゃ下手すりゃ車に乗ろうとすると叔母さんと鉢合わせになっちゃうんだ。

だから物陰に隠れて耳を凝らしていると姉貴の声が

「叔母さんどうしたのこんな時間に?」

そっから先は姉貴の声しか聞き取れなかったけど、なんか段々声が離れていった感じがしたのね。

そんで時折笑い声とかすんの。

さすが姉貴は叔母さんに超好かれてるだけあんな!とか思いながらダッシュで車庫に行って車のエンジンをかけたのね、

「よし!行けるっ!」

そう思い、ギアをバックに入れてライトを着けると、ライトの先には物凄い顔をした叔母さんの姿が映ってたんだ。

あの瞬間は本当に背筋が凍った。

だってさ…

作業用スコップ持ってたんだもん。

そっから先は鬼バック。

急発進。

近くのコンビニに着いて速攻姉貴に電話をすると

「いやスコップですよ!でもやっぱ完全に殺意の対象はお前のみ。アタシとか全然笑顔でトークしてたよ。あの酒席で誰もお前の事をフォローしなかったのは大正解だったねw」

と大爆笑な姉。

「殺意の対象が俺のみじゃなかったらあんな無茶な事しねぇよ」

とか言いつつも内心家族が心配でその日は姉貴と弟に寝ず番を。

もち武装した状態で。

そして明け方着いた祖父の家で自分の車を見てビックリ。

傷だらけ。

引っかき傷だらけ。

つか叔母さんさ…

車庫にいたのかよ…

叔母さんはその数日後神奈川だかの病院に入院して今は退院して元気だそうです。

多分。

それまでいろんな心霊スポット行ったりしたけど生きてる人間が一番怖いです。

 

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