【ゾッとする話】見たらあかーん恐ろしい光景
2019/11/20
私は小学生の頃、県営住宅が何十棟も建っている場所に住んでいたんですが…
一人で夕方帰宅しているときに、何気なく近くの県営住宅(五階建て)を見ると、人らしきものが四階から五階の間にある階段の窓部分にぶらさがって腹筋のような動きをしていました。
足は窓に引っ掛けているような状態だったのか見えなかったのですが、手がありえない動きをしていたことは覚えています。
頭は髪で隠れて顔はほぼ見えませんでした。
私は子供心ながら怖いと感じましたが、好奇心からその人に近づこうとして足を踏み出しました。
その瞬間、そのぐにぐにと変な動きをしている人の髪の毛が分かれ、顔がこっちを見た気がしました。
すると近所のおばあさん?おばさん?らしき人が
「見たらあかーーーん!!」
と私を捕まえ、
「あんた何号館の子!?送ってあげるから今すぐ帰り!!」
と叫ぶのです。
私はもうそのおばあさんが怖くて、半べそをかきながら家まで送ってもらいました。
次の日、私は原因不明の高熱を出して寝込みました。
当時祖母と一緒に暮らしていたのですが、祖母は何か知っている様子で
「○○ちゃんは見ちゃったんだからね、頑張らんとあかんよ」
と看病してくれました。
それから、その不思議な人を見ることはありませんでした。
そして、その謎のおばあさんと会うこともありませんでした。
ちなみにその窓なんですが、コンクリートに四角い穴が開いてる感じのもので厚みが30センチはあり、人間が足を引っ掛けて安定できるものじゃないと思います。
よほどの筋肉馬鹿が自己鍛錬していたか、人外のものか…。
あの動きは…気持ち悪かったです。