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【ゾッとする話】見えてしまう妙なモノ

   

今はもうあまりないんだが、10代のころは時おり妙なものが見えることがあった。

なかでも複数回見ているモノが以下に書く奇妙なもの。

最初に見たのは学生時代の友人Mのアパート。

友人が実家からでて引っ越してきたばかりのそのアパートは築何十年とかで見た目にもいかにもなオンボロアパートだった。

引っ越し祝いで別の友人Aと初めて部屋に行った時、入った瞬間からひどく暗いし、空気も悪いなあと感じた。

まあ立地的にも物件的にも仕方ないのかと思ったとき、そいつが目に入った。

そいつの見た目は50センチくらいの蛇みたいなもの。

色は紫がかった黒一色。

蛇というよりはウナギとか(巨大な)ドジョウに近いかも知れない。

目とか口とかは何もないが両端は先細りでどことなく生物めいて見える。

そしてどういう仕組みかは知らないが宙に浮いて部屋の電灯の周囲をただよってる。

煙のようなものではなく明らかに実体がある感じ。

表面の質感としてはゴムのようで光を反射したりは一切してなかった。

時おり体をくねらせる動きもどこか生物っぽい。

もっとも体を二つ折りみたいにしてたし背骨とかはなさそうだが。

MもAもまったく気づいていない様子だったのでなにも言わなかった。

特にAはは少し前にとある恐怖体験をして以来、俺をその元凶のように思っているので

いやな感じがしたので俺は2人を飲みに誘い、そのまま帰った。

数ヵ月後(その間意識して行くのを避けてたので)に再びMの部屋に行くとそいつはいなくなってた。

心なしか部屋も明るく、空気も淀んではいなくなってた。

その時は別にそんなものもいるのかくらいにしか感じなかった。

まあ、こっちの世界のものとは思わなかったけど。

その後、何回か同様のものを見た。

場所はバイト先の作業場だったり大きなホールだったりいろいろ。

長さはは30センチくらいのものから4,5メートルくらいのものまで様々だったけど、太さは決まって5センチくらいだった。

そいつはだいたい何もせずに宙を舞っているだけだったのだが、一匹だけバイト先で知り合ったパートのおばちゃんにやたらまとわりついているやつを見た。

やはりおばちゃんは気づいていないようだ。

因果関係はわからないがそのおばちゃんはしばらくして大病を患ったとかでパートを辞めた。

そして、まもなく亡くなられたと聞いた。

 

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