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【ゾッとする話】真の霊能力者!?

   

大学のサークルで仲良かった男女5、6名くらいで卒業後もよく旅行に行っている。

配偶者も連れてきたるする人もいて、結構大所帯になる。

泊まるときは、既婚未婚関係なく、男と女で別の部屋をとって寝る。

女のうちの1人(A子とします)が大学時代から

「お空がもうすぐ雨って言ってる」

とか

「学食のはじに小さい女の子の霊がいるよね」

とか言う人で、旅館の部屋に着くと必ず

「………いる。子供の霊が」

とやらかす。

例によって宿に入った途端

「寒気がする。頭が痛い。ここの霊は力が強……(貧血のようにふらつく)い……(へたりこむ)」

と大げさにやった。

でも、ホントに毎回のことなので、大学時代からの友人は誰も相手にはしない。

ただ、今回は、2人、A子の悪癖を知らない女性が参加してた(B子さんとC子さん)。

B子さんもA子と同じ系統の人らしく

「確かにいる。でもそんなに騒いだらだめよ!霊が集まって来ちゃうでしょ。ああああ、そこにも来てるっ」

と一緒に騒ぎ始めた。

こちらはもうウンザリで、お茶入れてお茶菓子食べつつ、

「へー。恐いねー」

なんてやってた。

A子とB子はまるで張り合うかのように

「ここいにる」

「あそこにいる」

「窓に恨めしそうに張り付いている」

などと一頻り大騒ぎをした。

そして、最後に2人で

「でも、騒ぐと寄って来ちゃうからダメだよねー。霊ってそういうもの」

などと締めくくった。

そこで、それまでずーっと黙っていたC子さんがぼそりと




「もう遅いです。いくらなんでも調子に乗りすぎだと思います」

と言った。

更に、真剣な顔でA子とB子さんに、小さなお守りでいいからしばらく身につけた方がいいと言う。

A子たちは何となくむっとしたような顔で、今ここにいた子たち(霊のこと)はフレンドリーだし、恨みのあるような子も私たちが説得したんだから大丈夫などとC子に捲し立て、C子はそのまま

「わかりました」

と黙った。

その後、旅行は楽しく終えることが出来たけれど、東京に戻ってから1ヶ月ほどの間に、A子はアキレス腱断烈、B子は鎖骨骨折という大怪我をした。

C子が言うには、確かに霊が見えたけれど、ただいるだけで悪さをするような感じではなかった。

2人でふざけて、いるいる見える見えるなんてやらかしたせいで、怒らせてしまったから、お守り買ってねと言ったのに。

とのこと。

これに懲りてナンチャッテ霊能者は止めてくれるといいんだけど、と最後に付け加えてた。





 

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