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【ゾッとする話】干した布団

   

13階建ての団地に一人で住むNさんは、日曜日にパチンコ屋に行くのが唯一の趣味だった。

日曜日になるといい台をとるために早起きをしてイソイソと出掛けるのだが、晴れている日には布団をベランダに干してから出掛けるのであった。

大体3時頃には切り上げるようにしてたし、途中で雨が降り出しそうになったら帰ればいい。

なによりパチンコに勝ったときはともかく、負けたときはフカフカの布団にくるまれて寝るのが僅かな慰めとなったのである。

そんな生活を毎週続け1年を過ぎた頃、Nさんの体調は段々と悪くなっていった。

体がやせ細り、目が窪んで髪の毛が大量に抜ける。

なにより肌の荒れが酷く、アトピーの様に赤くただれるのである。

そこでNさんは病院に行くことにした。

検査の結果は、皮膚と髪の毛から大量の農薬が検出された。

「毒物事件か?」ということで警察が調査に乗り出したところ、原因はどうやら布団にあるようだった。

Nさんの上の階にすむ家族の小学生になる息子が、毎週日曜日になるとジョウロに農薬を混ぜて植木に水をやっていたのだ。

植木はベランダから乗り出すように置かれていたため、そこからこぼれ落ちた水がNさんの布団にかかっていたらしい。

 

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