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【ゾッとする話】夢に出てきた選択肢の答え

      2019/09/02

数年前の話。

私は、ある晩夢を見た。

家の前に一台の霊柩車が止まり、男が降りてきて、私に言う…

「もうお一人様乗れる余裕が御座いますが、いかが致しますか?」

そこで私は目を覚ます。

不思議な事に、その日から、毎晩同じ夢を見るようになった。

霊柩車でやって来る男は、毎晩私に同じ質問をしてくる。

「もうお一人様乗れる余裕が御座いますが、いかが致しますか?」

少し気味が悪いと感じながらも、まあ、そんな事もあるだろうと、私は気にせずにいた。

ある日、私はデパートへ買い物に出かけた。

一通り店内を見て回り、最上階のレストランで昼食を済ませ、そろそろ帰ろうかとエレベーターの前まで来ると、多くの人がエレベーターを待っていた。

私は心の中で舌打ちをする。

(この人数では一回で乗り切れないかもしれないな…)

そんなことを考えている間にエレベーターが最上階に到着した。

客達が次々にエレベーターに飲み込まれて行く。

私が乗り込む番になる。

見た感じ、エレベーターは満員だ。

しかし、重量オーバーを告げる不愉快なブザーは鳴っていない。

どうしようか?と思案していると、エレベーターガールが微笑みながら、私に言った…

「もうお一人様乗れる余裕が御座いますが、いかが致しますか?」

ドキッとした。

毎晩、夢に出てくる霊柩車の男と、まったく同じセリフだ。

「いえ、結構です」

私は反射的にそう答えていた。

エレベーターガールは丁寧に頭を下げると、ゆっくりエレベーターのドアが閉まっていった。

次の瞬間、金属が引きちぎれるような音と、凄まじい轟音。

数秒後に地震のような激しい揺れ…

…エレベーターは地下まで落下していた。

エレベーターに乗っていた客とエレベーターガールは即死だったそうだ。

その日以降、私が再び、あの不思議な夢を見る事はなかった。

 

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