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【ゾッとする話】ゴム草履を乗せて感じた只ならぬ気配

      2017/02/17

入居してるマンションのゴミ捨て場に、ゴム草履がきちんと揃えて置いてあった。

ゴム草履は泥だらけで湿っていて、明らかに打ち捨てられた物だった。

しかしそのゴム草履、汚れてる事を除けば、どこも悪くないように見えた。

使い古されてはいるけど、どこも壊れたりしてない

そもそもそのゴム草履と色違いの物を以前、税込三千円超の値段で買った事がある。

「洗えば、まだまだ使えるじゃん♪」

と思って俺は、ゴム草履を社用車の後部座席の床に置いて、帰途に就いた。

途中、後部座席にただならぬ人の気配を感じる。

咄嗟にバックミラーを見るも、異変は無い。

赤信号の時にこれ幸い、

「なんでしょうか!?」

と叫びながら思いっきり後ろを振り返るも、やはり異変は無い。

信号待ちの間も、再び発進してからもずっと、後ろに人の気配がある。

後ろに人を乗せた時特有の、重量感とも息遣いとも違う、あの感覚が離れない。

そうなると気になりだすのは、自分の無防備なうなじの次に、ギアの安全だ。

走行中急に後ろから手が伸びてきてPとかRなど急停車するような事をされたら、後ろから追突されてしまいかねない。

知らぬ間にLにされていたら、気付くまでの一瞬で車体が前へ飛び出して、こっちが前方に追突してしまいかねない。

それにやっぱりギアだけじゃなく、自分の後ろがあまりに無防備すぎる。

俺はコンビニの駐車場へ停車して、いったん車外へ出て、車内をよく見てみた。




異変は見つからないものの、爪先を前へ向けて、きちんと並んでるゴム草履が気になった。

俺がそういうふうに置いたのだけど、見ようによっては、シートに座ってる人の履物の定位置と見えなくも無かった。

俺は履物を、駐車場の縁石の後ろに置いて、コンビニ(の駐車場)を出た。

その後は何ら変な気配を感じることなく、無事に一日を終えた。

俺の感じた事からすると、こういう現象に理由などない。

普通に(?)考えれば、ゴム草履がイワクツキで、「元の持ち主」か何かが憑いていたという事になるのだろう。

でも俺はそいつ(?)の顔も見てない。

ゴム草履を捨てた奴が誰かすら知らない。

何も確かめられない。

幽霊や「想い」等は、こういう事の体験者が安心するために自分たちで後付した「設定」に過ぎない。

お祓いとかも同じ。

そのような「設定」を受け入れた上で、心理的に日常復帰できるよう演出するものに過ぎない。

こういう事の原因を同定したり、取り除けない部分を人為的に取り除くようなものでもない。

まだ使えるゴミを車に積んで、それが透明人間の気配につながる理由など確かめられないのだから。

そういうわけで皆さん、こういう現象の理由を俺に教えて下さい。

車内のみならず1人の空間が怖くては、毎日たまりません。




 

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