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和服の女

   

夢に出てくる和服の女性

良ければお付き合いください…自分としては洒落にならない話です

夢とは?




皆さんは夢を見ますか?

たいていの場合は夢と気づかずおかしな世界を堪能し、朝目が覚めると同時に夢から覚めその夢はどこかに消えてしまいます。

しかし、私は幼少の頃からたまに

「あ、これ夢だ」

と分かることがありました。

夢というのはその日の記憶を整理するため見るそうで、その日あったことが混ざって出てくるそうですが、私がこの「夢だとわかる夢」では、そんな私の日常とは全く無関係な内容が現れます。

例えば薄暗く深い穴の中でやせこけた大人が重労働をしている夢、鬼が大勢の人を従えている夢などです。

こんな自分の生活とは全く関係ない夢を見ていくにつれ、その夢にはある共通点があることに気づいたのです。

和服の女が出てくる

なぜか遠くに和服の女が現れます。

それも私が成長する度、夢を見る度に近づいてきているのです。

高校生の頃にこの「夢だとわかる夢」を見ました。

なぜか今回は日常的な夢であったのに夢だと分かったのです。

最初は自分の教室からグラウンドを見てると、グラウンドの端の鉄棒の陰から和服の女がこちらを見ていました。

「あ、またか…嫌だなぁ」

と思っていた次の瞬間、祖父母の家に場面が変わり私は大広間に一人でいたのです。

祖父母の家は旅館をやっており和風な作りとなっています。

そしてこの大広間は廊下に面しており私は廊下と広間を区切る襖を見ていました。

しばらくするとそれぞれの襖がそれぞれ中央に寄り両端に隙間が生まれました。

その陰から和服の女がこちらを見ている…。

今までは遠くにただいるだけだったこの女が今回は夢の中で近づいてきている…!

全身の毛が逆立つのを感じ急いでその場から逃げました。

しかし、どこに逃げ、隠れても和服の女は追ってきます。

夢の中の祖父母宅は間取りが現実の間取りとは異なっていましたが、私は無我夢中で逃げ、やっと出口にたどり着きました。

引き戸を開け外に出る瞬間

ヌルリと首筋に和服の女の指が触れるのを感じました

はっと目を覚ますといつもの部屋、まわりは音がしないことから時刻はおそらく深夜でしょう。

「嫌な夢を見た。水でも飲もう。」

と、起き上がろうとした時、体に違和感を感じました。

体が動かない

そして、布団が踏まれている感覚と「○○、○○」と私の名前を呼ぶ女の声が頭の中で木霊しているのです。

「俺が何をしたんだ!もうやめてくれ!」

と心の中で叫んでいると、私はあまりの恐怖に気を失ったらしく気づいたら朝になっていました。

「本当に嫌な夢だった」

私は、金縛りも夢であったと思い込むことにし、家族のいるリビングへ向かいます。

父の一言

そこでリビングにいた父が開口一番

「お前、昨日金縛りにあったろ?」

背中に嫌な汗が染み出ます。

「なんで知ってんの?」

と私は尋ねました。

父の話はこうです。

父も昨日はおかしな夢を見たそうです。

その夢というのが私が黒い影に襲われているのを助けようとしているのに、助けられないというものでした。

そこで目が覚めると体が動かない…

しばらくしたら金縛りが解け、

目を開けると大きな狐のようなものが私の部屋へと向かっていったそうです

それ以来私はことあるごとになにか違和感を感じたり、金縛りにあうようになりましたが、例の和服の女が夢に出てきたことはありません。

幼少の頃から少しずつ近づいてきて、ついには首筋に手が届くところまで来た和服の女…次に出てきたら私はどうなってしまうのでしょうか。

他にもいろいろおかしな経験がありますが今日はここまで。

お付き合いありがとうございました。




 

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