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匿名さんの怖い話|白いジャージ

      2016/04/27

<匿名さん投稿ありがとうございます>

15年前。

引越しのアルバイトで友人と2人、新宿の某証券会社の独身寮に行った時の体験である。

作業前、管理員から

「もう誰も居ないから遠慮なくどんどん荷物運んでね。」

と言われた。




午前中にはトラックに大半の荷物を運び出し、友人と2人で2Fのロビーで昼食をとっていると、奥にある非常階段の方にふと気配を感じた。

友人と2人同時にその方を見ると…

顔は分からなかったが、上下白いジャージを着た男が、前屈みで非常階段を上って行くのが見えた。

何かビデオの早送りの映像でも見ているかのように、ほんの一瞬の出来事であった。

「なんだよ。まだ誰か居るじゃん。」

そう言って友人は外にタバコを買いに行った。

30分以上経っても友人は戻ってこなかったので不思議に思い、1Fに居る管理員に友人のことを聞いてみると、

「あー、友達なら帰っちゃったみたいだよ。ごめんね。あんたの友達にも言ったけどさー、先月ここで自殺した人間がいてね。私も見たけど亡くなったときは白いジャージ姿だったんだよ。よく出るんだよね。その影響でこことっぱらうことになったんだよ。あんたらさっき見たんだろ。だってさー、ここにはもう誰も居ないし、私はずっと管理室に居たけど今日はあんたら以外に誰もここに入っていないからさー。」

友人はショックのあまりその場から逃げるように去っていったとのことであった。

無論、自分も同じ行動をとった。

今でもあのワンシーンを夢に見ることがある。





 

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