アクセスランキング

【過去人さんの怖い話】喫茶店大好きな俺の神戸での体験

   

<過去人さん投稿ありがとうございます>

うろ覚えなので、現地の情報とか間違ってたらごめん。

あと、それほど怖い話じゃないかも…だけど、現実に見て恐怖におののいてしまったので、ここに書きたいと思います。

もう15年ぐらい前に経験した話。

旅行で、友人2人と俺の計3人で兵庫県の神戸に行った。

その日は良い天気で、とてつもなく暑い一日だった。

メリケンパークとか、神戸タワーとか行って、三宮から神戸元町へ続く「高架下」と呼ばれる商店街でお土産を買おうと歩いていた。

オシャレな雑貨や、衣料などのお店が多数出店している有名な観光スポットだ。

休日などは人通りが凄まじく、暑いことも重なって、俺はだんだん買い物をする気が無くなってきてた。

(休憩したい…こんなときは喫茶店だな!)

タバコがゆっくりふかせて、アイスコーヒーも飲める、俺はどちらかというと、オシャレなカフェより昔からあるような喫茶店が大好きだ。

友人たちも、同じことを考えていたようで、休憩できる喫茶店を探して歩いた。

三宮から一駅西に元町があって、さらに西に歩いたところに、古い感じだけど広そうな喫茶店があった。

俺たちは早速その喫茶店に入った。

中に入ってみると、テーブルは何脚ぐらいあるだろう。

4人掛けだけでも10セットぐらいのテーブルがあったと思う。

喫茶店としては結構大きなお店だ。

ただ

客がいない。

ランチタイムぐらいだったと思うのだが、全く人がいないのだ。

俺たちは道路沿いにある見晴らしのいいテーブルに着席した。

すると、奥から明るいおばさんの声

「いらっしゃい!なににします?」

おばさんは、普通のどこにでもいるようなおばさんで、頭にはバンダナを巻いてエプロンをしていた。

ニコニコしてて、愛想も良い、いい意味で「関西のおばちゃん」って感じだった。

「アイスコーヒー」

「アイスオーレ」

「アイスコーヒー」

3人とも注文をした。

おばさんは

「はい、少し待ってねー」

というと、振り返って厨房のほうに歩いて行った。




そのおばさんの後ろ姿を見てギョッとした…。

後頭部に髪の毛が無いのだ…

実はハゲてました~♪みたいな、コントだったら笑えるのだろうが、そのおばさんは凄く明るくて良い人そうだったので、その後ろ姿を見て3人とも軽くショックを受けた…。

バンダナを巻いておられたので、恐らく大病を患っておられたのだと思われる。

おれたちもいい大人だ。その場の雰囲気で3人ともこのことを口に出すことはせず、それぞれ飲み物を待っていた。

その時、友人Aがトイレに立った。

「すみません、トイレ借ります」

というと、おばさんが

「あ、はーい、そっちがトイレよ~」

と教えてくれた。

とても明るい声だ。

しばらくして友人Aがトイレから出てきた。

そしてそのままうつむいて黙り込んでしまった。

俺は小声で「なぁ、どうした?」と聞くも友人Aは

「いや…なんでも…」

と言ったきり。

「トイレになんかあったのか?」

と、今度は友人Bが、トイレへ。

そして友人Bもトイレから出て来た。

すると、友人Bが

「C(俺のことね)、トイレ、行くなよ」

と言ってきた。

(トイレになにかあるんだな…)

とは思ったが、俺も実際にトイレに行きたくなってた。

生理現象だ。仕方ない、トイレに行くことにした。

トイレに入ると、目の前に洗面台があり、その左手にトイレがあった。

トイレで用を足して出た。

(なんだなんにも無いじゃねーか)

と思って洗面台で手を洗おうとしたとき、洗面台の流しに山のように髪の毛が落ちていた。とてもじゃないが、水を流せる状態では無いほどの髪の毛の量だった。

ビックリした俺は、すぐさま席に戻った。

そして席に着いた瞬間、おばさんがやってきた。

「はい、アイスコーヒーとアイスオーレね!ごゆっくりどうぞー♪」

凄く明るい声だ。

出された飲み物を前に、とにかく色んな考えが頭を渦巻いた…。

どう考えても、おばさんは髪の毛があれほど洗面台に詰まっていることに気付いていないとは思えない。

でも、おばさんは、何もないかのように普通に接客してる…。

恐い、哀しい、気持ち悪い、などなど、俺たち3人の頭の中には色んな感情が渦巻いていたが、とにかく会計を済ませて店をあとにした。

おばさんは最後まで満面の笑みだった。

本当に申し訳ない気分だったが、注文したドリンクには手を付けることができなかった…。

最近、この話しを想い出してGoogle Mapで調べてみたが、このお店だったと思われる場所に喫茶店はもう無かった。

たったそれだけのことだったのだが、インパクトが凄すぎて…あのおばさんの顔もハッキリ覚えている。

そして、今彼女がどうなっているのか、たまに思い出すとなんだか切ない気分になる。




 

 - 投稿★怖い話, 猟奇的な話, 金曜日の恐い話 , ,