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【恐いい話】階段を上り下りするものの正体

   

私が生まれた時から家にいた「チロ」って猫がいたんですが小4ぐらいの時に老衰で階段から落ちて死んだんですよ、といっても私が学校から帰ってきたら父が

「チロが階段から落ちて死んだ」

と言っただけで現場は見てないのですが。

それから数日後、夏で暑くて眠れない状況になってた私は、布団の中でぼけーっとしてたんです

私の部屋は2階の一階からの階段のすぐ横にあるのですが玄関の戸が開く

「キィィー」

という音がしたんです(古いから鳴る)

そのあと次にあるガラス戸の開くガラガラッという音がして台所へ続く戸の開く音、その向かいの父の部屋の開く音、庭につながる戸の開く音、トイレの戸の開く音が聞こえました

その間戸が開く合間に足音らしきものも聞こえてました。

「泥棒か?」

と思って布団にもぐって聞き耳立ててたんです

そしたら階段をゆっくり上って来る

「トン…トン…トン…」

という音がして自分の部屋がすぐ横だから一番に開けられると思い一生懸命寝たふりしたんです。

階段があと数段で終わってしまうという所で突然

「ダダダダダ!!」

と勢いよく階段から落ちる音がしたんです、そりゃもう吃驚しました

「泥棒死んだ…?」

と見てみようかな~と考えている時でした

また




「トン…トン…トン…」

と、上る音が聞こえ出したんです

でも何階上ってもかならず終わりぐらいで

「ダダダダダ!!」

と、勢いよく落ちるんです

もうその間怖くて怖くて、いつの間にか寝てたらしく気が付いたら朝だったのですが…

その日階段を見るのも寄るのも怖かったんですが、学校があるので母親の後ろにくっついて降り、行く時も階段を見ないように走って通りました。

学校でその事を友達に相談すると

「チロが帰ってきたのかもしれんやろ?怖がったら可愛そうやろ!」

と、怒られてしまいました。

でもそのおかげで怖くなくなりましたし、もう一回来たのですがその時は怖がらずに

「おかえり」

と心で思ってました。

ありがとう友達、怖がってごめんね、チロ。




 

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