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【恐いい話】父親代わりの叔父の無念

      2017/10/06

実家の父は幼い頃に父親を亡くし、年が16も離れた一番上のお兄さんが父親代わりでした。

そのお兄さん(私にとっては叔父さん)は自分の子供も孫もみんな男だったので、私が生まれた時はそれはそれは可愛がってくれました。

私が20歳になった時も着物姿を写真に撮ってくれたり、元気がないと心配してくれたり、本当に二人父親がいるような感じで育ったんです。

4年前の妹の結婚式ではよっぽどうれしかったのか、最後に余興で挨拶をしたのも叔父でした。

そしてその式からたった2週間後、叔父さんはレジャー先で倒れあっけなく亡くなってしまいました。

その日私は二ヶ月後に控えた結婚式のためにウエディングドレスを選びに行っていたんです。

叔父さんもどんなにか幸せな私の姿が見たかったでしょう。

その知らせを聞いて慌てて駆けつけた

私と同じ時刻に叔父さんは亡骸で家に帰ってきました。

もう悲しくて悲しくて声をあげて涙が枯れるほど泣きました。

お通夜が終わり、家に帰ってきてソファーでうたた寝をしていた時です。

誰かが私の前に立った気配を感じました(私は霊感があります)。

そして




「○○ちゃん(私です)、本当は死にたくなかったんだよ。本当は死にたくなかったんだよ。でも仕方ないよね」

という声が聞こえました。

叔父です。

最期のお別れに来てくれたのでしょう。

悲しかったけど、叔父は私の所へ来てくれた

そう分かっただけでちょっと悲しみが癒された思いがしました。

それから半年後…

叔父さんの妻(叔母さん)と一緒に叔父さんが可愛がっていた犬も連れてお墓参りに出かけました。

叔父さんはきっと犬に会いたいだろうと思って連れていったんです。

お参りも終わり

「じゃあそろそろ帰るね」

と言ってお墓をちょっと離れた所で

振り返った時、墓石に人の顔が浮き出ていました。

叔母さんも確認しています。

「ああ、きっと叔父さんがありがとうって言ってるんだね」

と二人で話しました。

叔父さんが亡くなってもうすぐ4年経ちます。

暖かくなったらお墓参りに行こうかな。





 

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