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【恐いい話】手ぬるいおじいちゃんの制裁

      2018/01/19

父方のおじいちゃんの話。

2年くらい病院で寝たきりでした。

数多い孫の中でも一人で見舞いに行ってたのは、初内孫の私だけでした。

「不器用で愛情表現のへたな人だった」

っておばさん(娘)連中は言うけど、私はホントに可愛がってくれました。(他の孫がねたむくらい…)

おじいちゃんが亡くなって、自宅で葬儀の準備をしていた時、おじが

「受付のテントを張るのが邪魔だ」

と言って、おじいちゃんが植えた梅の木を勝手に切ってしまいました。
「どうせ枯れ木だ」

とか言って。

(梅の木って植えた人と寿命が一緒だそうですね。

その頃はもう、ホント枯れかかっていました)

買い物に行っていて私は留守でした。

私がその木を大事にしてるのはみんな知ってました。

おじいちゃんの植えた木だったから…

泣きました。

大泣きして、おじが許せなくて、でも文句も言えなくて、ひたすら泣きました。

その夜、おじいちゃんが私の部屋に来ました。




私の部屋は玄関を入ってすぐの所ですが、部屋の入り口に立って、もと梅ノ木があった方を向いて立っていました。

生前と同じ、大島紬のいい着物を着て(おしゃれさんだったんです、おじいちゃんて)なんだか寂しそうに、無言で立っていました。

葬儀の前日で、親戚が沢山うちに泊まっていた関係で、部屋には妹や母も寝ていましたが気付いたのは私だけでした。

悲しかったけど、おじいちゃんが来てくれて嬉しかったなぁ…。

「あ、おじいちゃんも切って欲しくなかったんだ」

って分かっただけでも、なんだか嬉しかった。

その後、その切った張本人は、おじいちゃんの娘の婿の癖に

「遺産分割しろ!」

で大騒ぎ。

直後、会社をリストラされたそうです。

…おじいちゃん、手ぬるいよ(笑)





 

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