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【恐いい話】会いに来てくれた愛犬

      2018/07/13

ペット話ですが。

昔ノラ犬を拾って飼ってました。

真っ白なメス犬で、「シロ」。

夜、母に

「ゴミを捨ててきて」

と言われて自転車の荷台にくくりつけついでにシロも連れていきました。

シロはいつもの散歩コースをどんどん先に行ってしまって、私はその間にちょっと先の、通りの向こうのゴミ捨て場に立ち寄りました。

私がいないことに気付いたシロは探しに戻ってきて、通りのこっちの私に気付いて私のところへ来ようと道路に飛び出しました。

「あっ、ダメ!」

と叫んだ時に乗用車が突っ込んできて、目の前で跳ねられてしまいました。

パニックになった私はそのまま泣きながら家に帰ってしまって、母といっしょに戻った時は、シロはもう息絶えてました。

なんであのとき、傍にいなかったんだろう。

まだ生きていたかもしれなかったのに最期を看取ってあげられたかもしれなかったのに…と、ずっと後悔していました。

その年の夏。




居間で父とTVで高校野球を見ていた時、ふと開けっ放しの窓にシロの気配がしました。

庭に続くサッシの板の間に、鎖の届く所まで来て窓があいてれば覗いていたんです。

その時、板の間に爪が

「カツッ」

と当たる音とハアハアという息遣いが聞こえました。

実はその一瞬、私はシロがもういないことも忘れていて

「ん?なに?」

と振り返っていたんです。

もちろんそこにはなにもいませんでしたが、次の瞬間に

「あっ!」

と泣きそうになりながら、部屋にいた父に

「お父さん、今、シロが帰ってきた…」

と言いました。

すると父が一言

「実は、お父さんにも聞こえた」

と言いました。

あの時、瀕死のシロを見捨てて行ってしまった私に、会いに来てくれたんだ…許してくれてたんだ、と泣いてしまいました。





 

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