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【恐いい話】シェトランドシープドッグとコリー

      2018/02/02

小2の時から飼っていたシェトランドシープドッグ。

本当に可愛かった。

私も子供だったから、いつも一緒に遊んでた。

散歩したり、ブラシかけたりするのは幼い私の役目だった。

話は8年後に飛ぶ。

犬はフィラリアに冒されて、かなりひどい状態だった。

高校生になっていた私はその頃、あんまり犬を構ってやれていなかった。

それでも気が向いてブラシを取り出して見せると、力の入らない尻尾を懸命にバタつかせて喜んでくれた。

ごしごしブラシするのに耐えられるような体調じゃなかったんだけど。

数日後、いよいよ衰えてきたので獣医に入院させた。

医者が言うには

「まだ大丈夫」

でも翌日学校から帰ったら、犬が死んだとの連絡が入ってた。

狭苦しい檻に入れられて血を吐いて死んでいた。

医者は煙草を吸いながら

「まさかと思ったんですが」

などとにやにやしていた。

夜、部屋に戻って一人で泣いた。

犬なんか2度と飼わないと思った。

3ヶ月ほどたった日曜日。

月に一度の恒例で、家族と動物霊園に墓参りに行った。

帰りがけ、母がペットショップを見つけ、寄ってみようと言い出した。

察するに、すっかり元気をなくしてた私を見かねていたんだろう。

「見るだけ、絶対に買わない」

と言うので、渋っていた私も車を降りた。

いろんな犬がいた。

父も母も犬好きだから見ると買いたくなる。

「この子がいいねえ」

などと、前の犬と同じシェトランドシープドッグを物色している。

それに冷たい視線を投げていた私だったが、なぜか1匹の仔犬が気になった。




前の犬とは似ても似つかぬ真っ黒なコリー。

檻越しに指を舐めてくる。

だいぶ大きくなっているから…と店員は他の犬を薦めたが、私はコイツをどうしても飼いたくなってしまった。

反対していた両親も、私が気に入っているなら、と最後には折れた。

1ヶ月ほどして、新しい犬の血統書が届いた。

誕生日の欄を見て、目を疑った。

1983年2月22日。

前の犬が死んだのと、同じ日だった。

単なる偶然なんだろう。

でも、ついでに言うとその日は、母の誕生日でもあったんだが。

その犬は7年後に死んだ。





 

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