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【怖い話】飛びあり自殺の死に際落下中に目が合ったら

      2017/03/13

人の死際を見る人は、何故か何度も見てしまうという話を聞いた事がある。

『そんなの偶然でしょ』

と思っていたが、あながち嘘でもないのかな?

と思うぐらい遭遇した。

その中でも忘れられない一つが飛び下り自殺。

夏休みに友人の田舎に行く事になった。

お土産を買いに川崎の某デパートでワインを買い出口に向かった。

ガラス越しに見えたのは奇妙な光景だった。

駅前だというのに、何故か人の動きが止まっている。

まるで、時間が止まったように全員上を見上げたまま微動だにしないのだ。

何十人という人間がバカみたいに口を開け上を見ている。

(飛行船でも飛んでいるのか、TVの撮影でもやっているのかな?)

そんな事を思いながらデパートから外に出て、皆の視線の方向に目をやった。

と、同時に白っぽいものがフワッと屋上から舞い降りた。

(え?何?布?人形?……ニ.ン.ゲ.ン……????)

多分、一瞬の出来事だったのだろうが、それが何か解った途端スローモーションのように視界が変わった。

現実世界の音は一切遮断され、

人間が落ちて来る。

その子はしっかりと目を開いていた。

狂気のそれではなく、

諦めた様な悟った様なそんな眼だった。




何故そんな事まで覚えているのかというと、その子が飛び下りた瞬間と偶然にも外に出て上を見上げた私は、最初の一瞬で既に目が合ってしまっていたのだ。

よく飛降り自殺者と目が合っちゃったという話を聞く度

(本当は気のせいなんじゃないの?)

とバカにしてた部分があったのだが……

今迄疑ってごめんなさい。

その子は途中の突起物に当たったあともんどり返り、足は逆方向にパックリ折れ、頭はぐしゃぐしゃになって、私の2.3m先で死体になった。

次の日の新聞に出てたその子は、まだ15才だった。

飛び下り自殺。




 

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