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【怖い話】道連れにしてやる…

      2018/07/09

去年の10月のこと

俺は夜中の海を見に行くのが好きで、年中2時間ほど車を走らせては海を見に行っててん

その日も仕事が終わった後、次の日が休みだったので、後輩を誘って後輩の車で海へ向かった

20代半ばになっても好奇心旺盛な私は探検がてらに、大きな国道を走らず海へ出てみないか?と後輩に提案

後輩もノリノリで、国道を離れ、見知らぬ山道に車を走ってたんやけど、慣れない山道。

仕事後の疲れから交代で運転していた二人とも、だんだんと睡魔に襲われ、一旦ここいらで仮眠をとろうということになった。

街灯は愚か、ガードレールすらない山道の脇に車を停めて、一気に二人とも寝てしまった

何やらボソボソと声が聞こえて意識が覚醒した。

目は閉じたままで耳をすましていると低い男の声であることはわかった

「…………………に……る…」

??

「お………………にしてやる…」

???

「おまえも…………にしてやる…」

「おまえも巻き添えにしてやる!!」

!!!




驚いて目を開くと、金縛りにあっており、眼球とまぶた以外は動かせず助手席に座っていて、体は後輩側に傾けて寝ていたので、死線だけを窓の外に目をやると暗闇の中に白っぽい顔らしきものと、左手のひららしきものが視界のそとに見えた

ドアの外は、すぐ崖になっており、そこに誰も立つことは出来ないはずやのに…

慌てたが、体は一切動かず。

その男はドアノブをガチャガチャさせ始め、なお

「お前も道連れにしてやる…」

ガチャガチャガチャガチャ

ドアを開けようとする音に動揺し、さらには俺の体がシートの上をドア側にズズズーッと引っ張られて(スライド)いったから完全にパニくってしまった

やっばーーーーーーー!!!絶対死ぬ!絶対死ぬ!

と思い、車の中でロザリオやらお守りやら死線を泳がせて探してみたけど、それらしいものは見つからず

「お前も道連れにしてやる…」

幼少の頃に、仏教の幼稚園に通っていて「摩訶般若心経」を習っていたのを思いだし、思い出しながら必死で唱えてみる

ガチャガチャガチャガチャ

ぶっせつまーかーはんにゃ~はーらーみたーしんぎょ~

かんじ~ぼ~ざいさつぎょうじんはんにゃーはらーみーたーじー

ナントカごーうんかいくうどーいっさいくーやくしゃーりーしー

しきふーいーくうくうふーナントカ…

効果があったのか、パチンッ!!って音が聞こえて体が動くようになったので、後輩をたたき起こし

「とりあえず車だしてくれ!早ぉ!」

訳が解らない後輩も、俺が余りに慌てていたのか、急いで車を出してくれて、U切って元来た道を引き返した

朝方なって、市内のセルフのスタンドに寄ったんやけど、お約束のようにドアノブとドアには、泥の手形が沢山ついていたので洗車と給油して家まで送ってもらった

今でも冷静に考えて、よく生きて帰って来れたなぁと思う
ドアロックしといてよかった

後日談なんですが、職場に凄く霊感のつよいコがいて休み開けに出勤して顔を合えあせるなり

「Yさん(俺)、左側に嫌な感じしますけど、何かありました?」

って聞かれてガクブル

そのコの霊感が強いことは社内で有名だったのですが、彼女曰く

「憑いてきてる訳じゃないので安心してください」

との事。





 

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