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【怖い話】死んだ先輩が自分を探している理由

      2017/04/11

昔の話だが。

中学校の理科室で、先生にことわって実験させてもらったんだよ、夏休みに。

午前中、先生が部活でいるときだけ、って条件で。

すげーうれしくて、理科室いったら知らない先輩が、別のテーブルで実験してる。

で、1週間もいっしょに実験してるうちに色々教えてくれて、仲良くなったんだけど、あるとき、自分が少し遅れて、午後10時ごろかな。

先輩が理科室で倒れててさ。

死因は、持病の心臓関係の病気だったらしい。

葬式にもいって、お棺の横に、実験レポート置いたのを覚えてる。

ひとりになった理科室はさびしくてさ。

中学卒業、って日にも先輩の墓参りにいったよ。

それで、今、俺は母校で理科教師をやってる。

でもさ、教えてるコドモたちがたまに言うんだよ。

「理科室に幽霊がでる」って。

もしかして、先輩?

とか思うけどコドモの前にしかでてこないんだとさ。

それで、こういうんだって

「○○(俺の名前)はどこだ?」




○○、って名前は結構ポピュラーだからそんなに話題にはならないけど、先生のこと探してるんじゃない?とか、生徒に言われる。

やっぱ、覚えてるのか…

先輩の研究結果を俺の研究として出展したのを…

先輩、ごめんなさい。

冬休みに時々、理科室にいくんだ。

先輩に逢いたい、と思ってな。

でもいつも、廊下でとまっちゃうんだよ。

先輩が俺を探してる理由を考えてしまってな。





 

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