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【怖い話】救難無線は悲痛な叫びを具現化したものでした。

      2017/06/30

大学のワンゲル時代の話

部室で無線機をチェック中に

どうしてもSOSとしか聞こえない電波がFMに入るんだけどどお?

と部員が聞いてきた

その場に行くと確かに

長点・短点を連続3回クリックする音が聞こえる。

「間違い無いな!」

とアンテナを振りその方向は上越国境、信号強度は高い

即座に顧問に連絡し車をだしてもらう

警察には確信も無いのでとりあえず報告は後にする。

電波の位置を特定する事をFXといい

われわれは車3台で渋川・沼田へ入り方向を確認。

3時間ほどかけてほぼ特定できたのが谷川岳方向だった

天神平駐車場へ車をいれると平日の夕方ということもあり止まっている車は少なかった。

小型の無線機をポケットにいれて再度方向確認

もうアンテナが無くても信号強度は強く

3方向に分けて移動すると

先輩のbさんの無線機が飽和状態でハウリングを起こした

通常こんなことは無いので一同で驚く

bさんに続いて登山道を入りほんの20m位でザックを発見した

さらに見回したところ男性の死体を見つけた。




すぐに自分は取って返して警察に連絡した。

「こんなこともあるのかと」

一同興奮しながらも警察がくるのを待った

その時は誰も気がつかなかったが

もう無線機は音声を出していなかった

当然登山者が持っているものと誰もが疑がわなかった。

でもどうして?

死体が電波を出すんだ?

警察も当然その事情を聞き無線機を探したが

登山者はもっていなかった

そしてその方は死後2日はたっているといわれた、

こんな駐車場のすぐ近くで誰にも見つからずいたのかと思うとふしぎだった。

さらに捜索すると沢の水の中からそれは出てきた。

もちろん水没して使い物にならない

ではいったい誰が電波を出したのだろうか?

もしやと思い人数を動員して付近を捜索したかが誰もいなかった。

駐車場に残った車もなくなった本人のものと確認され登山カードも他にはなかった

いったいだれが無線機で俺たちをよんだのだろうと同窓会の度に話題になる秋の日の思いでです。





 

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