アクセスランキング

【怖い話】匍匐前進でドン!ドン!ドン!

      2018/01/10

私4F建てのアパートの3Fに住んでるんです。

少し前、夜中になるとアパートの上の部屋からドンドンと強い足踏みをしながら人の歩き回る音がしてたんですよ。

リビングに置いてあるテーブルの周りを回っているような感じでね。

もちろん見たわけではないので想像ですよ。

自分の部屋でイメージしたらという意味ですわ。

その音が2~3日続いたので様子を確認しようかと思ったんだけど、気持ち悪いし、夜中に出て行くのもなんだかなあと思って我慢してたんです。

だいたい2~30分で止まるので我慢できる範囲だったんです。

ところがね…。

音がしだして5日目くらいにあんまり寝苦しくてベランダの窓を開けて寝てたんですよ。

そんでやっぱり夜中に例のドンドンと歩き回る音がする…。

ふと気になって考えてたらこんな夜中に何をやってるんだろうか?

もしかしたら頭のおかしい人なんだろうか?

と言う結論に至って内心ガクブルになったんです。

そんな感じでベッドで震えてたら、その日の足音はいつも歩いてるところをひとしきり巡回した後、いつもなら消えるはずの足音はそのままベランダの方へ移動して行ったんですよ。

足音ってどこ移動してるかなんて大体分かりますよね。

ああベランダの方へ行ったなあとボケーっと考えてたんですわ。

ん?ちょっと待てよ。

ベランダって窓開けてたよなあとか思ってふとベランダの方を見ると同時くらいに

ドン!!

って物凄い音がベランダからしたんですよ。

上から物が落ちてきたような感じの音ですわ。

!!!なんかやばい。

そう思った私はベッドから飛び降りると慌てて窓を閉めにいったんです。

でも気になって窓からそーっと顔を出してベランダを見渡したんです。

そしたらね…。

ベランダの隅のほうでなんか黒い影が蠢いてるんです。

なんだったと思います?




上半身しかない頭から血を流してる血まみれの女の人だったんです。

目があったような気がしました。

よく見るとその目は穴が開いた様に真っ黒で空洞のようになってました。

思わず、腰が抜けてその場にへたり込んでしまいましたよ。

そんでそのまま視線をはずす事も出来ずに呆然と見ているとその女、腕を振りかぶって床にドン、また反対の腕を振りかぶってドンっと匍匐前進の状態で動いてるんです。

そのスピードの速い事速い事…。

窓際にへたり込んでる私なんかまるで関係ないかのように私の横を通過して私の部屋に入ってそのままリビングへ直行してテーブルの周りをぐるぐる匍匐全身で回り始めました。

ベランダの窓の横でへたり込んで呆然とその様子を見てるしかありませんでした。

そんでその女ひとしきりリビングを回るとなんだか納得したのかまたベランダの方へ向かってきたんです。

もう気が気じゃなかったですよ。

ドンドンと音を立てて迫ってくるんです。

もう私悲鳴を上げるどころかひきつけ起こしてました。

そして女が私の近くに来た時に私の方を向いて一言だけぼそっと言ったんです。

『ここじゃないし、お前でもない…。』

そのままベランダの壁を乗り越えて下の部屋へ行ってしまいました。

もうどうしていいか分からず、何が起こったのかも理解できずに呆然と放心していたら程なくして下の部屋から悲鳴が聞こえました。

そこで我に返って慌ててベランダの窓閉めてカーテン引いて布団の中で震えて朝まで過ごしました。

それからは上の部屋から音もしなくなったんですけどね。

ちなみに上の部屋明るい時に見に行ったんです。

そしたら、誰も住んでないみたいでした。

今思うとあのドンドンって音、足音じゃなく匍匐前進のときの音だったようです。

ってか場所間違ってでたんかよ…。

勘弁してくださいよ…

まじめに怖かった……。

もうベランダの窓怖くて開けれません。





 

 - 怖い話/怪談 , ,