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【怖い話】三代目JSoulbrothersのランニングマンです

   

つい先日、友人(以下Aとする)の家で何人かが集まって酒を飲んでいた。

その日はその家の家族が旅行に出掛けていたため、家にはそいつだけ。

そんなこともあって俺らは遅い時間まで馬鹿騒ぎしてはしゃいでいた。

そのうち、酒も回ってきた頃に友人の1人が踊ってみた動画を撮って投稿しようぜと提案。

(踊ってみた動画というのは名前の通り素人がダンスしてみたという内容の動画)

今考えればすごい無駄な時間なのだが、その頃の俺らは酒のせいもあってかテンションが高かったためノリノリで了承。

すぐにソファを動かしたりしてリビングに数人が立てる程度のスペースを作りスマホのカメラをセット。

とりあえず今若者の間で流行っている「三代目JSoulbrothers」のランニングマンをやることにした。

ランニングマンとは彼らの「RYUSEI」という曲の中にあるダンスパートのこと。

このダンスを真似て楽しむ人が最近は非常に多い。

そして該当部分でランニングマンをやるのだが、よくダンスを知らなかったりする奴や酒に飲まれすぎている奴ばかりだったので、ものすごいグダグダなものになった。

これはこれで面白い動画が撮れたと、スマホの持ち主の奴はすぐにその場で動画の再生時間を短く編集し某動画投稿共有アプリに投稿した。

(vineかmixchannelくらいしか無いけどそこはご想像にお任せ)

次の日、頭が冷めてきた頃に改めて動画を視聴。




俺らはそのグダグダぷりに笑ったりしていたが、1人の奴があることにふと気づいた。

「1人多くね?」

動画に映っている人間の数を数えてみたところ確かに1人多い。

しかし、元々そこそこの人数で踊っていたために、スマホのカメラは全員が入るような位置から撮っていた。

よって顔を細かく見ることはできず。

上下黒ずくめの服を着ているということしか分からなかった。

ただ、幽霊なんて普通に不気味なのだが、その時は大人数でいたために気持ち的にもいきがっていたのだと思う。

軽い気持ちで考えており、編集前の動画を見てみることに。

やはり余分なそいつはみんなに混じって踊っていた。

そしてランニングマンを終えて更にグダリだす映像の中の俺ら。

座り込んだりノビをしたり。

「こんな感じ?」

とまだダンスを続けたりと。

みんながそうしてる間そいつはリビングをすーっと離れ後ろの扉を開けてそこにある部屋に入っていった。

その直後、カメラを止めるスマホの持ち主が映し出されて映像は終了。

そこでようやく俺らは青ざめる。

…あの部屋?ヤバくね?

後ろを一斉に振り向き終始無言。

A曰くそこは畳が敷いてあって、最低限の家具が置いてあるだけの和室とのこと。

幽霊とか騒いでたが万が一あれが普通の人間だった場合不審者だからまずい。

そんなトンチンカンな結論に至って俺らは全員でその部屋を見に行った。

Aがみんなを振り返り開けるぞ?と合図。

無言で頷く俺ら。

扉を勢いよくバンッ!と開けた。

誰もいない…

のだが床を見ると畳全体にブワーッと足のサイズくらいの黒い汚れが広がっていた。

だからもう全員パニック。

なによりAが一番パニックに陥っていた。

そりゃあそうだ。

自分の家に得体の知れない何かがいた痕跡があるなんてたまったもんじゃない。

俺らもAが心配になったため、その日で帰る予定だったのを急遽予定変更。

各自一旦解散してからまた着替え等を持ち寄りAの家族が帰ってくるまで再び泊まることにした。

畳の黒い汚れは幸いにも何故かすぐ拭き取ることができたので、総動員で掃除して家族には何も知られないように取り繕うことができた…はず。

結局それ以降AやAの家族、Aの家がおかしくなったということも無いのでひと段落。

何かあったらすぐ相談するようにAに言ってから俺らはまたいつも通りの生活に戻った。

結局あの黒ずくめの人間の正体は分からない。

そしてその状況で誰しもが真剣でパニックに陥ってたため、俺は言わなかったが、

なんで黒ずくめのヤツはランニングマンの踊りを知ってたのか。

変な幽霊?

だなーと笑えないこともないのである。




 

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