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【怖い話】リフトの三本目の柱の下の真っ赤なスキーウェアの女

   

うちの中学は、毎年1月ごろ、1年生がスキー林間学校ってのをやるんだけど、毎年同じスキー場、旅館だから先輩とかに色々聞く。

で、おきまりの怪談話。

中学校一年なんて、つい最近まで小学生やってたやつらだから、そういうのめちゃくちゃ怖がるんだよね。

それで、先輩たちも面白がって、

「あの、三号リフトに乗ってるときに三つ目の柱の下を見るな」

とか、根拠も無いことをいって変に怖がらせる。

で、自分が1年の時、スキーの経験で班をわけるんだけど、一番下手なグループが、三号リフトを使うんだよね、ルート的に。

で、自分は結構滑れるから、そのリフトを使わなかったんだけどそのリフト使ったやつらが、旅館に帰ってきて、いきなりみんなに話し出すんだよ、幽霊がでた、って。

で、みんなでわいわい話して、結局まとめると

「三号リフトの三つ目の柱の下を見たら、真っ赤なスキーウェアを着た女の人が立っていた」

ってことだったのだけど、どうせ普通のスキーヤーの見間違いだろう、ってことでその日は終わったんだよね。

でさ、おきまりのように夜はY談とか怪談で盛り上がるんだけど、最後はその真っ赤なスキーヤーの話になっちゃうんだよ。

で、夜中の三時くらいかな、いきなり叫び声が聞こえるんだよね。

みんなマジで驚いて、廊下に飛び出る、他の部屋のやつもみんなでてる。

先生もでてきて、叫び声のした部屋に入ってみたんだよ、男子何人かといっしょに。

俺もいっしょに入っていったんだけど、部屋のなか真っ暗で、女子の部屋特有のいい匂いがしてたことがすごい印象に残ってる。

それで、先生が電気つけたら、なかで女子がうずくまってて、泣いてるんだよ。本気で。しかも、窓を指差しながら。




それで、先生が抱き起こそうとしたら

「いたよ、いたよ、赤い人が…」

とかいってる。

それで、みんな窓のほう見たんだけど、真っ暗。

そのあと、みんな部屋に戻ったんだけど、ホント怖かった。

あの、女子の叫び声、なんていうか、心霊写真の番組とかで観客が怖がる声がものすごい大きくなった感じで、すごい耳に残るんだよ。

男子数人、恥ずかしい話だけどすごいくっついて寝たよ。

(そんとき体験した話もあるが、それはまたいつか)

次の日、「怖くて寝れなかった」とか、「ホントに見たの?」とか朝食の時間に話してたら、先生が怖い顔、っていうか深刻な顔で前に立ってる。
何だ?と思ってみんな静かになって、先生が話し始めたんだよ。

ぞっとした。

だってさ、スキー場で事件があったから今日は近くの自然博物館にいくんだ、っていうんだよ。

その日はみんな騒がなかったけど、すごい気になって夜には先生に聞いてまわるんだけど教えてくれないしテレビでもそんなニュースやってない。

みんなよくわからないまま、学校帰ったんだよ。

で、卒業のとき、思い出話してて、そのときやっと先生に教えてもらったんだよね。

三号リフトの三番目の柱、その横の林のなかで真っ赤なスキーウェア着た女の人が自殺していた、ってこと。

しかも、うちらがそのリフト使った日、まだ死体はその林のなかにあった、ってことをさ。

三号リフトの話は、先輩の作り話だったのに、ほんとにそんなことがおきてさ。

今でも俺の母校には伝わってる。

「三号リフトの三本目の柱の下は見るな」

ってのと

「真っ赤なスキーウェアを着た女を見たら、その夜、部屋にやって来る」

ってのがさ。





 

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