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【怖い話】バンガローのトイレは封印された禁断の場所

      2016/12/28

友達と8人で、多摩川上流(東京都)に遊びに行った時のことなんだけど。

そこは東京都言っても、もう山梨県に近い奥多摩町というところで、信じられないくらい綺麗な川と山々に囲まれたトコなのね。

俺達は以前から予約を入れてあったバンガローに泊まりに来た訳だが、今から思えばそのバンガローってのが、ちょっと気持ち悪い雰囲気ではあったんだよね。

まぁ建物自体がかなり古いものだし、これから皆で大騒ぎして泊まるのにおかしなこと言いたくないからね、もちろんその気持ち悪い感覚は胸にしまっておいた。

昼飯時についた俺達は、近くのスーパーで買って来た材料でBBQなどを楽しんだあと、バンガローの中で飲み会って流れになった。
男8人も揃うと大騒ぎで、そりゃ滅茶苦茶楽しかった。

飲み続けてると当然、トイレに行きたくなるわけなんだけど、そのトイレってのが各バンガローの中に設置されてなくて、外に共同便所って形で設置されてるのよ。

いくら酔っていても、ちょっと一人で行くのは躊躇われるような暗さなので(山奥の河原だから当然なんだけど)トイレに行くときは、安全の事も考えて数人で付き合うって感じだった。

そのうち、1人の奴がいないことに俺が気付いた。

「おい!?Aの奴どこいった?」

「あれ?一人で便所かな?」

「ああ…そういやさっき出てったかも…」

おいおい!!
酔って川にでも落ちたら死んいまうぞって事で、比較的酔っていなかった俺が探しに行く事になった。

正直、ちょっと怖かったのだが他の奴らはヘロヘロだし、Aの事も心配なので俺は仕方なくトイレから見に行く事にした。
トイレに着くと、4個並んだ個室のうちの1つ奥から2番目のドアが閉まってる。

俺は少しホッとして声をかけた。

「おい!!気分悪いのか?吐いてんのかよ?」

個室からは返事なし…
こりゃ中でぶっ倒れてるのかななんて思いながら

「おい!!開けるぞ」

ってノブに手をかけたが鍵かけてありやがる、仕方なく俺はドアをガンガン叩きながら

「おーい!!いい加減にしろよ!!ほら!!出てこいよ」




そのとき…ドアの向こうからやっと返事が…

「いい加減にするのはおまえだよ!!」

聞いた事ない、いるはずない女の声でした…

俺はあまりのことに驚いて、Aの事も忘れて走ってバンガローまで逃げてった。

バンガローに着くとAは何食わぬ顔で皆と飲んでる…

気分悪くて河原で吐いて戻ってきたんだと。

俺がさっきの出来事を話すと、皆酔った勢いもあるのか

「面白そうじゃんか」

「いこぉぉぉぉっ!!」

って感じで大盛り上がり。

俺はあんまり行きたくなかったんだけど、ここに一人で残るのも耐えられないので、ついていった。

トイレに入ると、やっぱり問題の個室のドアは閉まってる。
外側からいくらドアをひいても動かない。

「俺が上から覗いてやるよ!!」

1人が隣の個室の壁をよじ登って中を覗いた…

「うわ!!!なんだよこれ!!やべぇ~よ!!」

なんだなんだと皆で覗き込む…

「なんだこれ…」

「……!!」

1人の奴が走り出すと、皆一目散に逃げ出した。

その晩は皆眠れずに朝まで過ごして、早朝逃げるようにして帰った。

トイレのドアが開かなかったのは、内側から板が打ち付けられていたからだった、そして便器は完全に破壊されていて使用することは不可能、一番の問題はその個室の壁中にびっしりと貼られた御札だった。




 

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