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【ゾッとする話】自分のがしばらく嫌いになった

      2018/01/16

昔話を一つ

学生時代久々に実家に帰ったときの話。

地元の連中と居酒屋で騒いだ後、何人かの友人とほろ酔い加減で夜風にあたって歩いていた。

店を出てぷらぷら10分くらい歩いただろうか、ちょうど交差点の信号が赤に変わった。

普段ならほとんど車の来ない横断歩道など気にも留めないのだが

仲間の一人が急にゲーゲー吐き出したので仕方なく皆で介抱してやった。

一人が水を買いに、もう一人と俺がそいつの背中を擦ったりしてやった。

「こんなに酒に弱いヤツだったのか、あんなに飲ませるんじゃなかったな」

軽い後悔を覚えながら、何気なくあたりを見回すと




俺の影が街灯の光に照らされ直立不動の姿で片手を挙げて立っていた。

その姿はまるで通学途中の小学生のようだった。

よく街灯に照らされ自分の影が複数見える場合があるが、それとは明らかに異なる異質の何か。

俺はその何かに半ば照れたように目をそらし、また再びそこに目を向けると、すでにそれはいなかった。

あれがなんだったのか今でもわからない。

ただ俺はそれから自分の影がしばらく嫌いになった





 

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