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【ゾッとする話】約束を果たす律儀なおじいさん

      2017/10/06

私の祖母は昔から霊感の強い、いわゆる「よく見てしまう人」です。

そんな祖母は二十年くらい前までホームヘルパーの仕事をしていました。

独り暮らしのお年寄りの家に行って、買い物や掃除・洗濯などを手伝っていました。

そんなある日、祖母が担当していたおじいさんが体調を崩し、病院に入院する事になりました。

そのおじいさんは、勤務時間外にしょっちゅう見舞いに来てくれてなにくれと世話を焼いてくれた祖母にとても感謝していたそうで、退院したら一緒にカニを食べようと口癖のように言ってたそうです。

しかし、その約束は果たされる事なく、何カ月か経って、おじいさんは回復することなく亡くなってしまわれました。

それから何週間か経って、祖母は夜中にふと眼が覚めました。

暗い部屋の中に誰かがいる気配がする。

「ああ、出たな」

と思ったそうです。




祖母は子供の頃からよく霊体験をして馴れてはいますが、怖い物は怖い。

震えながら闇の中に目を凝らしていると、例の亡くなったおじいさんがそこに立っていました。

手に何か持って前に突き出しているようです。

「○○さん、カニ…」

とそのおじいさんの幽霊はつぶやきました。

手に持っているのはなんと毛ガニでした。

祖母は

「分かったよ。ちゃんと約束守って来てくれたんだね。ありがとう。もういいんだよ」

と必死におじいさんの幽霊に言い聞かせました。

しばらくして幽霊は消えてしまったそうです。

「律儀なおじいさんだったからねえ」

と笑いながら語ってくれた祖母は今も元気に老後生活を楽しんでいます。

もし自分が死んだら、まっさきに孫の私の所に幽霊で会いに来るそうです。

ばーちゃん長生きしてくれよ。




 

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