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【ゾッとする話】消えた旅人は人肉燻製にされていました

      2017/03/08

時は15世紀、スコットランドはジェームズ1世の御代。

グラスゴー市の周辺において謎の旅人失踪事件が頻発しておりました。

当局が必死に行方を求めても何の手がかりも得られず、結局最後に旅人の宿泊した宿の主人が「強盗殺人死体遺棄」疑いで処刑去れてゆく始末。

その凄まじさは人口が減るほどでありました。

一方、周辺の海岸では人の手足が漂着する事件が続発、

人々は海の化け物の仕業とおののくばかり。

旅人の行方不明と遺体漂着の接点に気がつく人は皆無でした。

ところがある日のこと、

グラスゴーの町に血塗れの男が助けを求めて馳せ込んで来たのです。

「異様な集団に襲われ、妻がさらわれた」

との事。

話は王の耳にも達し、すぐさま200人の兵士と犬が男の証言する街道筋に差し向けられました。

しかし現場は一面の草原。

「異様な集団」が隠れ潜む場など有りそうに思えない。

突然、猟犬が海の方へ激しく吠え始めました。

一団が海岸へ向かうと洞窟を発見。

すぐさまそちらへ向かいますと…

…兵士一行がその洞窟で見た物は陰惨きわまりなき光景。

洞窟の入り口で様子をうかがっているのは異様な雰囲気の四十人あまりの男女。

服装には全く統一性が無く、大の大人が娘の衣装を纏い、あるいは娘が老爺の格好をしている。

それでいてその一団は、みな似たり寄ったりの容貌。

精神に障害があるのか兵士達の来訪に興味を示そうともしない。

兵士達が気圧されつつも洞窟内にて目にした物は想像を絶する世界でした。




天井から下がる乾し肉薫製肉、樽詰めの塩漬け肉、貯蔵食糧全てが人肉。

台の上には先ほどの男の妻と思われる死体が、腹を裂かれ、内臓を抜かれて横たわっておりました。

その後の調査により判明した実体は空前絶後。

事の始まりは今から四十年ほど前、無頼漢のソウニー・ビーンが身持ちの悪い女と駆け落ちしたことに始まります。

2人は海岸のこの洞窟に居を構え、追い剥ぎを生業としつつ八男六女をもうけました。

やがて妻は死にましたが娘息子が次々と近親相姦で子を設け、一家は総勢四十七名。(忠臣蔵じゃあるまいし)

一家は必ず六人以下の少人数の旅人を襲って皆殺し、金品を奪い、衣類を剥いで自分らが着用し、肉を食らいました。

余分な肉は貯蔵加工し、それでも余った分は平気で海上投棄したのです。

…旅人の行方不明、漂着する手足、全ての謎は解き明かされました。

一家四十七人は捕らえられ、エジンバラのリースに連行。

裁判無しで処刑されました。

男は全員斧で四肢を切断されて出血多量で死ぬまで放置、

女はその光景を見せ付けられた後、

火炙りに処せられました。

彼らは悔い改めもせず、

最期まで呪いの言葉を吐き続けたと申します。

…それにしても、殺され喰われた旅人も不幸ですが、

一番の死に損は無実の罪で処刑された宿の主人たちでしょう。




 

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